一括借り上げ方式と自主運営方式(パーセルフ)

コインパーキングの運営システムは2通り

現在、注目のビジネス、コインパーキングには、土地の一括借り上げ方式と自主運営方式の2通りのシステムがあります。

筆者が提案するのは、土地の所有者が自らコインパーキングを運営する「自主運営方式(パーセルフ)」です。
通常は、一括借り上げ方式が多いのですが、あえて、パーセルフ＝自主運営方式をオーナーさまには、おすすめしています。

それは、なぜなのかご説明いたしましょう。

まずは、土地の一括借り上げ方式について、確認していきましょう。
この方式の仕組みは、土地のオーナーさまとコインパーキングの運営会社が一時使用賃貸契約という契約を結ぶところから成立します。

そしてオーナーさまから土地を借り上げて運営会社がコインパーキングを運営し、運営会社はオーナーさまに月々の賃料を支払うという仕組みになります。

多くの人が、運営会社がすべてバックアップしてくれ、初期費用や手間がかからないことがラクそうだと思ってしまうのですが、このシステムで注意しないといけない点があります。

それは、賃料が一定していないという所です。
高額の賃料を提示されたとしても、永遠ではありません。

一括借り上げ方式について

運営会社が支払う賃料が毎月安定収入になるのではないかと、期待しがちですが現実は異なります。

実は、賃料は一定ではないのです。商いとしてうまくいかなければ、状況に応じて賃料は下がることが多い状況です。
採算が合わなければ賃料が下がる可能性があることについて、契約書にちゃんと書かれています。運営会社もビジネスですから仕方がないことです。

中には、賃料は最初の金額の半額以下になることもあり、上がることは望めません。オーナーさまにとっては、リスクが高いビジネスではないでしょうか。

土地の一括借り上げ方式では、駐車料金としての利益の100％をオーナーさまが得ることはできません。現実は厳しいですね。

「自主運営方式(パーセルフ)」のメリット

では、筆者が提案する「自主運営方式(パーセルフ)」についてご説明します。

なぜ、みなさまに強くご提案したいのか。答えは簡単です。

土地の一括借り上げ方式と比べれば、一目瞭然の「収益の差」です。
管理会社から借り上げ額として利益を得るのではなく、オーナーさまご自身が直接パーキングの収入を得る自主運営方式(パーセルフ)では、大幅に利益を上げることができます。

オーナーさまがご自身でコインパーキングを運営することで、駐車場の売り上げが高ければ高いほど収入は増加します。
初期費用等はかかりますが、月々のランニングコストは少額です。
最初に「最大損失額」を把握できるためにリスクも少ないと言えます。

また、筆者が経営するディー・エス・エスがご提案させていただいたケースをご紹介しますと、オーナーさまは平均1〜2年ほどで初期投資分を回収なさっています。収支予測を算出した段階で約2年で、もしも回収できそうにない場合は、オーナーさまへご報告を行い、ご相談、協議を重ねて最善策を検討させていただき、オーナーさまにご判断いただいています。

それ以前に、最初に周辺調査を入念に行い、妥当な収入金額を算出、査定を実施しています。約2年で回収できる見込みがなければ、おすすめしていません。

もちろん、収入金額の査定は無料で行っていますので、お気軽にご相談ください。