エアコンから吹き出す、カビによる咳から子供達を守ってあげましょう

エアコンのカビは、もの言わぬ殺人マシーン

コロナウィルスで呼吸器の疾患が私たちを
どれほど恐怖に追い込むことになるのか
まざまざと思い知らされました。

私たちは呼吸できなくなると
死んでしまうのです。

コロナウィルスなどで肺炎を引き起こすと
肺の中が水浸しになり、
溺れて死んでしまうような
息苦しさを覚えます。

私たちの身近には、静かに影響を与え続ける
家電製品があります。

それがエアコンです。
人間が考え出した、
快適に過ごすためのマシーンですが
構造上、どうしてもカビの発生を抑え込むのは不可能です。

そして、エアコン内部にカビを放置し続けるなら
肺アスペルギルス症などの肺真菌症、にかかる可能性が高くなります。

真菌（カビ）は空気中のあらゆるところに浮遊している

真菌はあらゆるところに存在しています。

締め切った部屋、地下室や屋根裏部屋、空き家に入ると
息苦しさを覚えることはありませんか？

そのような空気が停滞しているところには
腐敗菌などのカビの仲間が増殖しています。

健康体であれば、そのようなカビを吸い込んでも
すぐに病気になるわけではありません。

でも免疫力が落ちていたり、まだ幼い子供だったり
アレルギーをお持ちの場合、
激しく咳き込む発作を起こす場合があります。

私は20代の頃に一人暮らしをした部屋が
鉄筋コンクリートで
作られた古いアパートでした。

部屋に入るなり、カビの臭いがしましたが
壁は全て板で覆われカビは目につきません。

実は、コンクリートの壁一面にカビが繁殖しており
それを板で覆い隠していただけだったのです。

そこに住んだ4年間私は、
夏前になると激しい咳で苦しみました。
芳香剤や香水の臭いだけでも咳き込むのです。

肺の中にいったんカビが入り込むと、
なかなか取れません。
いつも激しく蒸せて、溺れるかのような感じでした。

エアコンの中にも、そのようなカビがたくさんいます。
プラズマクラスター搭載エアコンのカビ

ナノイー搭載エアコンのカビ


夏場のエアコンは、結露の水で湿度が
とても高い状態になるからです。
どんな高価なエアコンでも必ずカビます。

しかもお掃除エアコンほど、
カビると私は断言できます。

メーカーは空気清浄機を付けています。
など巧みに宣伝しますが、内部の
空気清浄機自体がカビだらけなんです。

人間が作り出したものは、
必ず手入れしなければなりません。
自然の力には勝てないのです。

もしカビだらけの空気を子供たちが知らずに吸い続けるなら、どうなります？

若くて健康な大人でも、
カビだらけの空気を吸い続けたら
あっという間にアレルギー性気管支炎や肺炎になってしまいます。

まだ小さな肺で、免疫や抵抗力がない子供たちの中に
忍び込んだらどうなるでしょうか？

がんの抗癌剤治療中や、高齢者が
カビだらけの空気を吸い込み続けるとどうでしょうか？

肺炎は、命に関わる病気です。
あっという間に、人の命を奪いかねません。

水の中で溺れてしまうと、息ができないように
ベットの上で溺れてしまう怖い病気なのです。

詳しくは
呼吸器の病気について
日本呼吸器学会のホームページ
をご覧ください。

エアコン洗浄したら、もう十分なのでしょうか？

エアコン洗浄と言ってもピンからキリまであります。
要は、その業者は何のために洗浄作業をしているか意識の問題です。

会社の一従業員として、
業務としてオーダーをこなしているだけであれば
素早く作業を終わらせて、台数を稼ぐしかありません。

カビが残っていようが、これだけ汚れが出てきました。
また来年も。と言って引き揚げると思います。
そこには、作業へのこだわりや、理念は感じられません。

もしお客様の、健康を守りたいという思いで作業をしているのとでは
その仕事には大きな差が生じると思います。

エアコンクリーニングを依頼するのであれば
頼む業者が何に思いを込めて作業しているのか？
確認されることをお勧めします。

エアコン洗浄業者の腕はピンキリです。のコラムもご覧ください。

家の中のカビは、エアコンだけではありません。

家の中には、様々な水回り箇所があります。
水があるところには、必ずカビの繁殖環境があります。

窓周り。
アルミサッシは熱をものすごく通します。
冬場は外気の冷気で冷やされやすく室温との差で結露が生じやすくなります。

トイレ
タンクの中を含め、常に水が存在しています。
特にトイレの換気扇はペーパー繊維屑が蓄積しやすく
カビが繁殖しやすくなっています。



お風呂
常に湿度が高い場所です。
バスタブの周りは温度差により結露が発生します。
エプロンと呼ばれるバスタブ周りの配管を隠す板の裏側は
人の目に触れにくいのでカビだらけになっています。
バスタブの裏側、底もカビだらけになっています。


お風呂の追い焚き配管
追い焚き機能のついているお風呂は
循環してお湯を温めています。
その配管は、排水しても水が残っているため
雑菌が繁殖しやすく、カビも繁殖します。
そのお湯で顔をいつも顔や体を洗っていると考えるとどうですか？


キッチン
排水溝の中は油や食物屑などもあり栄養いっぱいです。
この中もカビだらけになっていることが多いです。
家族の健康を作り出すところがカビだらけと考えるとどうですか？

洗濯機
衣類を洗うために多量の水を使いますが
ここも水アカで汚れがたまりやすくカビが繁殖します。
洗濯槽洗浄剤では取りきれない汚れが必ずあります。
できれば分解して洗浄しましょう。
カビだらけの洗濯機で、家族の衣類を洗いたいですか？


人が作り出した機械や設備には必ず盲点があります。
人目につかないように隠しているところに、カビは繁殖します。

便利と思って使っているものに、
私たちの健康を脅かすものが多数存在します。

ぜひ目に見えないからと言って、目を背けずに
家族を守るために、きちんとお手入れしていきましょう。

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