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ここが重要?!マイホーム購入時の注意点とは?

林﨑哲也

林﨑哲也

テーマ:不動産購入


当たり前の話しですが、賃貸住宅・実家同居、寮、社宅など、
自分の持ち物ではない住居に住んでいる方達が、マイホームを購入されます。
目先の物件価格『何千万円』に圧倒され、肝心なポイントを
見逃しそうになる人、必要以上に何かと細かい点を気にする人、色々な方が
いらっしゃいます。
大きな買い物である事は間違いありませんが、神経を使うポイントを間違うと、
『購入出来ない病』になってしまいます。
マイホーム購入に際し、現在は特にメリットが多いので、今回はこんな病にかからない為のお話しです。

自分が住んでいる家を客観的に分析する

まず、現在お住まいの状況を客観的に把握しましょう。
自分(達)が気に入って住んでいるから、と余分な味付けをせずに、
あくまでも客観的に点数を付けていって下さい。各項目に1~5点を付けていって下さい。

①現在の家賃(共益費・駐車場代等含む)…世帯収入から見て余裕があるか?
②日常生活の利便性等…スーパーやコンビニ、公園、医療機関などが近くにあるか?
③広さ(専有面積)…世帯人数から見て、余裕がある広さか?
④間取り…生活動線が良い間取りか?
⑤収納の多さ…畳何畳分(又は㎡)あるのか?
⑥住宅設備機器…システムキッチンや追い焚き機能付き給湯器などがあるか?
⑦築年数…建築後、何年経過しているか?
⑧最寄り駅までの距離…徒歩で何分かかるか?又は、徒歩では無理か?
⑨通勤時間…電車(又は車)で何分かかるか?
⑩世帯主の年齢…20~30代なら4~5点。
             ※住宅ローンの借入れ年数がどれくらい可能か?
                (最長35年、80歳完済の為)

さて、自己採点して頂いた結果、50点満点中、何点ありましたか?

そのまま賃貸住まいか、それともマイホームか?

分析点数を基に述べていきます。※あくまでも私の所見ですので、
絶対レベルのものではありません。予めご了承願います。
単純に点数だけで判断は出来ませんが、一定レベルでの分析は可能です。

0~20点…早急にマイホームの購入を検討した方が良いでしょう。
21~30点…お子様がいらっしゃれば、遅くとも幼稚園に入る前までには
         マイホームを購入した方が良いでしょう。いらっしゃらない世帯
         (独身者含む)は、2軒目も視野に入れた物件を購入した方が良いでしょう。
31~40点…当面賃貸で大丈夫ですが、現宅以上の条件のマイホームに巡り
         会えた時は、その物件を購入すれば良いでしょう。
41~50点…老後も心配なく賃貸で大丈夫です。身体の調子をみながら、
         行く行くは子供に面倒を見てもらうか、然るべき施設のお世話になりましょう。

上記について、少し補足説明をしておきます。
①・③・⑧の点数が特に低かった方は、『不動産』としての大事な項目が良くない、
との評価になります。
現状以上の物件に早目にお住み替えされる事を、強くオススメします。
その際①の賃料から支払い可能物件価格を算出し、その兼ね合いで、購入にするか
賃貸にするかを決められてはいかがでしょうか?

毎月の賃料等合計額が住宅ローンの月々返済額としたら?

前述の『賃料から支払い可能物件価格の算出』について、下記の計算例をご参照下さい。

【賃貸物件概要】
 最寄り駅:JR大久保駅まで徒歩13分
 間取り・面積:3DK・約58㎡
 階数:2階/3階建て
 種別:共同住宅
 建築年月:1998年3月(19年目)
 賃料等:賃料65,000円、共益費4,000円、駐車場代:6,000円
 月額合計:75,000円 -①

【借入れ100万円あたりの月々返済額】
 金利:0.875%(金利優遇適用後)
 借入期間:35年
 ボーナス払い:無し
 月々返済額:2,764円 -②

上記より、①÷②≒27.1 となり、賃貸の毎月支払い合計75,000円と
購入の約2,700万円とはほぼ同額の支払いとなります。但し、マンションの
購入時には「管理費」「修繕積立金」「駐車場代」が別途必要となりますので、
この点には十分ご注意下さい。 
①~⑩の項目で、現在のお住まいよりもメリットが多い物件であれば、
金利が今の最低水準の内に、マイホームを取得される方が賢明でしょう。

『貸す』為に建てられたものと、『売る』為に建てられたもの、原則論、
マンションでも一戸建てでも建築コストは違うものです。
全ての物件に当てはまる訳ではありませんが、どちらの物件の方が
質が高い、と思いますか?

当社HP:アルデ株式会社

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林﨑哲也
専門家

林﨑哲也(宅地建物取引士)

アルデ株式会社

常に顧客サイドに立った営業スタイルと、賃貸・売買物件の豊富な取り扱い経験を生かした提案が強み。新居探しから売却相談、賃貸管理、リフォーム、相続税対策までワンストップで対応している。

林﨑哲也プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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