自分を知ることが、自立への第一歩
「どうして同じことで失敗してしまうんだろう」
「人とうまく関われない」
「働きたい気持ちはあるのに続かない」
障害福祉の現場では、このような悩みを抱える方と数多く出会います。
以前の私は、「どうすればできるようになるか」「どう教えればうまくいくか」という視点で支援を考えることが多くありました。
しかし、現場で多くの方と関わる中で、一つの答えにたどり着きました。
支援者が答えを持っているとは限らない。答えを知っているのは、その人自身なのではないか。
そう考えるようになってから、大切にしているのが「当事者研究」という考え方です。
当事者研究では、困りごとを「できないこと」として捉えるのではなく、「自分を知るためのヒント」として考えます。
例えば、
人混みが苦手なのはなぜだろう。
予定が変わると不安になるのはなぜだろう。
仕事が長続きしないのは何が原因なのだろう。
一緒に考え、一緒に整理し、一緒に言葉にしていく。
その過程で、「自分はこういう時に困りやすい」「こうすると落ち着く」「こういう環境なら力を発揮できる」という気づきが生まれます。
私は、この「自分を知る力」こそが、自立の土台になると考えています。
自立とは、何でも一人でできるようになることではありません。
自分の得意なこと、苦手なことを理解し、必要な支援を受けながら、自分らしい生活や働き方を選択できること。
それが、本当の意味での自立ではないでしょうか。
株式会社PiSTEJAPANでは、「学ぶ」「暮らす」「働く」を切れ目なく支える中で、この自己理解を何よりも大切にしています。
支援者が人生を決めるのではなく、本人が自分で未来を選択できるようになること。
そのために私たちは、答えを与える支援ではなく、一緒に考え、一緒に歩む支援を続けていきたいと思っています。
一人一人が、自らの力で未来へ羽ばたくために。
その「滑走路」を整えることが、私たちPiSTEJAPANの役割だと考えています。


