新成人へ贈る一生のお守り『実印』
「亡くなった父の実印を、自分の名前に彫り直すことができますか?」
先週、県外からこのようなお問い合わせをいただきました。
お父様が使われていた象牙の実印を、手元に残して使いたいとのことで
お守り代わりという言葉が印象的でした。
残された印鑑に宿るもの
大事な人が使っていた印鑑には、その方の時間が刻まれています。
契約のたびに押され、人生の節目に立ち会ってきた一本。
手に取ると、ふとその方の面影を思い出す。
長く使っていたものだからこそ、捨てるのではなく、もう一度使いたい。
その気持ちは、とても優しく素敵だといつも感じます。
象牙は、彫り直せる素材です
象牙は、彫り直しができる印材です。
硬さと粘りのバランスがよく、印面を平らに削り直して、新しい文字を彫ることができます。
つまり、お父様が使っていた印材はそのままに、印面だけをご自分の名前へと生まれ変わらせることができるのです。
形見を手放すのではなく、改めて自分が使い続けていく。
象牙という素材だからこそ、できる選択です。
受け継ぐための、手仕事
彫り直しは、印材の状態から丁寧な確認をして、彫ることが出来ると確信してから作業にかかります。
受け継いだ象牙に、新しい名前を刻む。
形見を、お守りのように使っていく。
それは、亡き人を想いながら、自分の決断を前へ進めていくことかもしれません。
横田印房は明治29年の創業から、お客様の実現したい想いに寄り添ってきました。
彫り直しができるかどうかは、印鑑の状態によっても変わります。
まずは一度、印鑑を見せていただくのが確実です。
県外の方からのご相談も承っております。
大切な一本のことだからこそ、お気軽にご相談ください。
どうぞ、よろしくお願いいたします。


