手仕上げと機械彫り、3つの違い
「男性の実印には、どんな印材がいいんでしょうか」
横田印房に実印を作りに来られた男性から、よくこんな質問をいただきます。
人生で一度作るかどうかの実印。
せっかくなら、自分らしい一本を選びたい。
そう考える方が増えています。
今日は、男性のお客様に実際によく選ばれている印材を、3つご紹介します。
1. 落ち着いた風格の黒水牛
男性に最も選ばれているのが、黒水牛です。
漆黒のつややかな見た目。
手に取った瞬間、「ああ、これが実印だ」と感じる方が多い印材です。
捺した時の印影もくっきりと美しく、契約の場面でしっかりとした人柄であると主張します。
価格も求めやすく、初めての実印として選ばれることが多い一本です。
ただし、乾燥や虫害に弱い性質があります。
専用のケースに入れて、大切に保管してください。
2. 一生ものとして選ぶ象牙
「せっかくなら一生ものを」とお考えの方が選ばれるのが、象牙です。
象牙は、朱肉のなじみが非常によく、捺すたびに美しい印影が生まれます。
使い込むほどに色が深まり、長年使うと淡い桜色へと変化していきます。
その経年変化を楽しめるのも、象牙ならではの魅力です。
象牙は価格こそ高いですが、硬さと粘りを兼ね備え、彫り込まれた線を長く美しく保ってくれる印材です。
3. 木のぬくもりを感じる柘
「自然素材が好きなんです」という男性に選ばれるのが、柘(つげ)です。
柘は、木目の美しさと軽さが特徴の印材です。
握った時の手なじみがよく、温かみを感じられます。
木の素材ですので、水濡れには注意が必要です。
使い終わったら朱肉を拭き取り、乾いた場所で保管していただくと安心です。
選ぶ時に大切にしたいこと
印材を選ぶ時、価格や見た目だけで決めてしまう方もいらっしゃいます。
ですが、実印は不動産契約や住宅ローンなど、人生の大きな決断に必要な一本です。
できれば、実際に手に取って、重みや質感を確かめていただきたいのです。
明治29年創業の横田印房では、ご来店いただいた方に、それぞれの印材の特徴を一つひとつご説明しています。
男性が持つ実印は、これからの人生を支える相棒のような存在です。
自分の手にしっくりくる一本を購入出来ると、契約の場面でも自然と背筋が伸びます。
ぜひ、ご自身に合った印材を見つけてください。
画数の相談や印材選びのご相談も、お気軽にどうぞ。
横田印房では、実際に印材を手に取ってお確かめいただけます。


