現場管理者の視点から見たDXの進め方とは?スモールスタートで部分的な成功体験を得るには?

濱田金男

濱田金男

テーマ:DX化で製造業は変わる!

DXは経営視点でトップダウンの方策を展開する方法がありますが、これは
現場にはなかなか浸透しないというデメリットがあります。

特に中小では、莫大な投資に対するリスクがあります。中小企業でDXを進め
るには、スモールスタートでまず部分的な成功体験を得て、それを積み重ね
ていくことも必要と考えられます。
そのためには、現場の管理者の果たす役割は重要です。

 ★こちらから
   https://monozukuri-japan.seesaa.net/category/27770164-1.html

中小企業のDXを推進する際には、以下のような進め方が有効と考えられます。

1.現場の管理者の理解とサポートの確保
DXの推進には現場の管理者の理解とサポートが重要です。管理者は現場の実情
をよく理解しており、DXの導入がどのような効果をもたらすかを把握しています。
DXの意義やメリットをしっかりと説明し、現場のスタッフとコミュニケーション
を図ることで、DXへの協力意欲を高めることが重要です。

2.スモールスタートと部分的な成功体験
莫大な投資を避けるために、スモールスタートのアプローチを取ります。
一部の部門や業務に対して限定的なDXプロジェクトを立ち上げ、部分的な成功
体験を得ます。これにより、リスクを最小限に抑えつつ、組織内でDXの効果を
実感することができます。

3.トップダウンとボトムアップの統合
トップダウンで経営層がDXの方針を示す一方で、ボトムアップで現場のスタッフ
からのアイデアや意見を取り入れることも大切です。現場のスタッフは業務に
詳しいため、DXの導入において役立つ情報を提供できる可能性があります。
経営層と現場との協力体制を築くことで、DXの進展がスムーズになります。

4.DXを促進する教育とトレーニング
中小企業のスタッフはDXに対して未経験の場合が多いため、適切な教育と
トレーニングを実施することが重要です。DXに関連するスキルや知識を身に
つけさせ、スタッフの能力向上を図ります。また、DXのメリットを理解し、
自ら積極的に参加できるような環境を整えることも大切です。

5.成果の可視化とフィードバック
DXプロジェクトの成果を可視化し、経営層や現場スタッフにフィードバック
を行います。成果を定量的に評価し、DXの効果を示すことで、スタッフの
モチベーション向上や組織全体の理解を深めることができます。

無料ものづくりネット相談・お問い合わせフォーム
 (現場目線でDX改革をどのように進めていけば良いか?)

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

濱田金男
専門家

濱田金男(企業経営コンサルタント)

合同会社高崎ものづくり技術研究所

大手電機メーカーで設計、製造、品質管理に長く携わり、中国工場立ち上げ、韓国での生産ライン効率化など海外支援実績も多数。新しい時代を見据えた工場改革、付加価値向上と人材育成で、ものづくりの現場をサポート

濱田金男プロは上毛新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

ものづくり現場の品質管理、人材育成のプロ

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ群馬
  3. 群馬のビジネス
  4. 群馬の経営コンサルティング
  5. 濱田金男
  6. コラム一覧
  7. 現場管理者の視点から見たDXの進め方とは?スモールスタートで部分的な成功体験を得るには?

濱田金男プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼