諦めも肝心

須田敏男

須田敏男

テーマ:生き方

 昨日の出来事起きた不思議な体験です。

 自治公民館のHPの更新手続きを失念し、ネットで見られなくなりました。更新手続きが思うようにできず、朝の大事な時間を費やしてしまいました。
 業者のソフトが変更されたために手続きが分からず、困ってしまいました。それもフリーソフトのため、問い合わせもできず、どうしようもありません。
 もがけばもがくほど、使えずに困っている地域の方を想像したり、苦情の問い合わせが来たり、新たにHPを作っている自分を想像したりと、負のイメージがどんどん湧き上がってきます。
 

 更新ができなければ、HPを作り直さなければなりません。

 新しいHPを作るにしても、地域の方々から情報を集めなければ、利用状況を把握できません。

 事実をそのまま伝えるか、それとも誤魔化して自分のミスを隠して伝えようかと葛藤している自分が現れました。
 隠さずミスをそのまま話しても、特に責められる事なく、情報をいただける事は確かです。
 特に問題が起きるわけではありません。
 それなのに、どうも完璧主義の自分が顔を出し、「失敗を許さない」と自分を責めているように思いました。
「いい人と地域の方々から見られ続けられなくなる」との恐れが、「いい人」を選択したがっているのです。

 この葛藤は、既にHPを新しく作り直す事を前提になっているのですが、思考がどんどん先に進めている感じです。

 何となく、時間をかけるのがバカらしくなり、一旦、この件については、手放して、諦める事にしました。

 頭を切り替えて他事を始めました。

 不思議な事に、他事をしていると、突然、更新手続きについての新たな挑戦が、湧き上がってきました。
 諦めた瞬間に次の手が見つかったという感じです。

 大事にしている事からは、なかなか抜け出せない事があります。
抜け出せないでいるうちは、苦しみが増してきます。
 そして、負のイメージが、次から次へと浮かび、そのイメージに合わせたように、思考も動き出します。
 感情や思考を総動員し、集中して事に当たっているように思います。

 何ともならないともがき苦しんでいる時には、とても視野が狭くなっています。

 諦めて、そこから抜け出すと、視野が広がり、思わぬ形で、問題解決の方法が見つかりました。

 「諦める」・・・・自分の力で何とかしなければならないという思い込みが、自分を苦しめていたように思います。諦める事は、その場から、離れる事になります。
 その場から離れる事で、視野が広がり、新たな視点から問題解決の糸口を見つけることができました。

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須田敏男(メンタルヘルスサポーター)

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 最新の脳科学をベースにした「NLP心理学」を生かし、家庭への支援から働く人への支援と支援の範囲を広げ、悩みを持つ人の相談活動や企業向けの研修などにも幅広く対応。

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