習慣が崩れる時

須田敏男

須田敏男

テーマ:メンタルヘルス

 最近、飲み会に行っても、ノンアルコールにし、お酒を飲まないようにしています。
 それは、よい習慣を身につけて、健康で長生きをしたいと思ったからです。

 よい習慣を身につけるために、習慣化セミナーに参加したり、資格を取ったり、実践を積み上げていくうちに、次第に飲酒についての意識が変わり、飲まなくても楽しく飲み会を過ごすことができる事を実感しました。
 コロナ禍も加わり、飲み会が少なくなったことも、お酒を飲まない生活に役に立ちました。

 今回お祝いの席だった事と、会が昼間だった事もあり、多少お酒を飲んでも大丈夫だろうと考え、お酒を飲む事にしました。

 元々飲める方なので、飲み始めると、ついコップに手が伸びてしまいます。また、注がれれば、断る事なく、次々とコップを空にしてしまいます。
 感情に振り回されて、思った以上に飲んでしまいました。

その影響で、その日の後半、翌日まで影響が出てしまいました。

 これまで努力して身につけてきた習慣がダムが決壊したように崩れてしまいました。
 
 一番影響を被ったのが身体でした。
動く事が億劫で、寝ていたい気持ちが強くなり、意思の力では何ともなりません。体力を奪われ、気力まで失った感じです。

 元の生活に戻すために2日間を要しました。

 おかげで、今回の体験を通して、多くの事に気づく事ができました。

・飲酒は、避けた方がよい。
・飲酒の仕方は、消えるのではなく、隠れているだけで、いつでも使える。
・新しく身に付けた習慣は、簡単に崩れてしまう。但し、意思がある限り、修復ができる。
・感情と身体が協力すれば、簡単に意思を崩すことができる。
・習慣は、1〜2年では定着しない。定着するまで、意思の力を借りなければならない。

 体験から多くの気づきを得ることができたので、今回の飲酒も、習慣化を伝える上で、よい事例になりました。

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須田敏男
専門家

須田敏男(メンタルヘルスサポーター)

あすなろ教室

 最新の脳科学をベースにした「NLP心理学」を生かし、家庭への支援から働く人への支援と支援の範囲を広げ、悩みを持つ人の相談活動や企業向けの研修などにも幅広く対応。

須田敏男プロはぎふチャンが厳正なる審査をした登録専門家です

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