「~し過ぎ」は、毒になる
よりよく生きたいと思う気持ちは誰にでもあるように思います。
それが、「よりよい暮らしをしたい」「上手く人と関わりたい」「美しいもの、豊かなものを手に入れたい」「健康であり続けたい」などと、願いになります。
そして、その願いを実現するために課題を見つけ、課題解決のための努力をして生きているように思います。
この努力を自分の内側と外側で整理する事ができます。
例えば、
働きやすい環境を作りたい
外・・・物を揃える、時間を制限する、組織を作る など
内・・・働きやすさを考える、働きやすい行動をする など
美しさを手に入れたい
外・・・物を揃える、場を用意する、情報を入手する
仲間を作る 時間を設ける など
内・・・関心をもつ、技術をみがく、考え方を磨く など
人と上手く関わりたい
外・・・関わる人を選ぶ、場を用意する、物を用意する
時間を設ける 仲間を作る など
内・・・関心をもつ、技術を身につける、考え方を磨く など
健康であり続けたい
外・・・物を揃える、場を用意する、仲間を作る
時間を設ける など
内・・・関心をもつ、技術を身につける 考え方を磨く など
取り組む対象が変わっても、する事はどれも似ている事に気づきます。
どのように取り組むとよいかを考える時に参考にになるのが、ニューロロジカルレベル(NLP心理学)です。
※ギャラリー参照 ニューロロジカルレベル
外(環境)→内(行動→能力→信念・価値観→自己認識→スピリチュアル)
※内側は、意識レベルの高まりを示しています。
つまり、
準備した環境の中で、繰り返し行動する事で、能力を身に付ける事ができます。
そして、能力が身についていくと、その道についての自分の見方や考え方が次第に明らかになり、信念・価値観を持つことになります。
そして、それに相応しい自分にしようと努力し続けることになり、自己認識が確立されます。
その自分が、他人に影響を与える存在として貢献できるようになるのが、スピリチュアルレベルになります。
繰り返しの努力によって、信念・価値観レベルや自己認識レベルまで高めていくと、それに相応しい環境を準備したり、相応しい行動や能力を身につけよう努力したり、自己認識を強化するようになります。
日々の生活は、行動レベルや能力レベルで成り立っています。
目の前にさまざまな願いが現れ、信念・価値観や自己認識レベルを磨ききれず、他人の信念・価値観に振り回され、悩んだり、苦しんだりしているのが現実です。
悩んだり、苦しんだりするのは、信念・価値観や自己認識を磨いていく上で必ず通る道になります。
悩んだり、苦しんだりする事が、自分を磨くことになります。
逃げたり、避けたりしても、似ている出来事が、何度も現れるのは、信念・価値観や自己認識が変わっていない事が原因だとわかると思います。
ですから、自分を磨けば、目の前に現れた悩みや苦しみをなくす事ができます。
(ただし、磨けば磨いた分だけ、新たな悩みや苦しみが現れます。
自分を超えたスピリチュアルレベルまで高めないうちは、悩みや苦しみはなくなりません。
スピリチュアルレベルになれば、悩みや苦しみは、面白さや楽しみに変わります。)
磨き続ける事が、私たち一人ひとりの人生のように思います。
欲張ることなく、自分が大事にしている事を磨き続ける事が、自分らしく生きることになるように思います。