できない理由は作らない

須田敏男

須田敏男

テーマ:メンタルヘルス

 初めから無理だと思うような習慣は、身につける事はできませんが、身につけたいと思ったよい習慣は、大概身につける事ができます。

 それは、習慣を身につけた自分をイメージする事ができるからです。
具体的なイメージができるという事は、行動に移している事になります。
 習慣になるかは別として、行動する事ができれば、それを続ける事が、習慣になります。

 習慣には、行動習慣と思考習慣があります。

 ここで取り上げた習慣は、行動習慣ですが、「やると決めた事は、必ずやる」という思考習慣を身につけている人は、習慣化しやすいことになります。

 やると決めた事をするという思考習慣を身につけた人は、
できそうにない状況になった時、できるための対応を考えます。
例えば、
 時間を見つけてできないか
 量を少なくしてできないか
 別のものに置き換えてできないか  など

できるための対応を考えます。


 一方、この思考習慣がなければ、できない理由を簡単に探し出します。言い訳をして、できなかった理由を挙げて、自分を許してしまいます。
 例えば、
  ・忘れていた
  ・する時間がなかった
  ・別の要件があった
  ・他人の影響があった  など

 そして、多くの場合、人からも、「それじゃあ、できなくても仕方がないね。」と共感を呼ぶように、仲間を巻き込んで、できない事を正当化してしまいがちです。

 また、思考は、身体よりも意思に近いため、行動習慣を身につける前に思考習慣を身につけた方が、習慣化しやすいように思います。

 そのため、これは、意思を強くすることにも役立ちます。

 なかなか習慣化できない裏には、習慣化を邪魔する思考習慣が身についているかもしれません。

・非を避けようと直ぐに人のせいにする。
・直ぐに「できない。」と弱音を吐く。
・プラス思考よりもマイナス思考しやすい。
・自己主張するよりも他人の主張を聴きたがる。
・できない時の言い訳を事前に用意しておく。
・困ったら、直ぐに誰かに相談したがる。
・事実を確認せず、他人の話を直ぐに受け入れる。  など

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須田敏男(メンタルヘルスサポーター)

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 最新の脳科学をベースにした「NLP心理学」を生かし、家庭への支援から働く人への支援と支援の範囲を広げ、悩みを持つ人の相談活動や企業向けの研修などにも幅広く対応。

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