壁は、乗り越えるもの

須田敏男

須田敏男

テーマ:メンタルヘルス

 物事が順調に進んでいる時には、心が安定して、「上手くいっている。」と感じます。
 ところが、一つ壁ができるだけでも、心が不安定になり、「上手くいかない。」と感じてしまいます。

この時、現れた壁をどのように処理するかによってかなりその後の動きが変わってきます。

・先送りする
 壁がなくならないため、気がかりとなって残っている場合がある。この場合、忘れる事ができないため、他事をしていても気になり集中力は下がる。

・他人に任せる
 壁がなくなったかのように見えるが、壁と感じたのは自分であり、その壁を乗り越える力を身につけていないので、壁は残ったままになる。同様の壁が、継続的に現れる。

・放置しておく
 物事が、この壁のために進まない。壁を乗り越えるための見方・考え方・扱い方が、身についていない事が原因であるにも関わらず、物事が進まない事を「壁が原因だ。」と原因をすり替えてしまう。

・壁を取り除く
 壁に集中しているため、壁を乗り越えるための見方・考え方・扱い方を磨く機会になる。同様の問題が現れても、見方・考え方・扱い方を生かす事ができるので、今回の壁より小さくなる。(壁と思わないかもしれない。)

 壁と向き合わない限り、不安定な状態を解消する事はできません。

 壁が現れても、それを負担と捉えて、すぐに他人に仕事を任せてしまう人がいます。
 私は、「不安定な状態を解消し、自分を磨くチャンスなのにもったいないなあ。」と思います。
 
 負担は、必ずしも「負」とは限りません。負担と向き合う事で得られる事はたくさんあります。

 負担と向き合う事は、見方・考え方・扱い方が身につくので、豊かさを身につける事にもなります。

 物事の捉え方は、全て自分次第だという事だと思います。

心穏やかに過ごすためにも壁を乗り越える力を身に付けたいものです。
 

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須田敏男
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須田敏男(メンタルヘルスサポーター)

あすなろ教室

 最新の脳科学をベースにした「NLP心理学」を生かし、家庭への支援から働く人への支援と支援の範囲を広げ、悩みを持つ人の相談活動や企業向けの研修などにも幅広く対応。

須田敏男プロはぎふチャンが厳正なる審査をした登録専門家です

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