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やるしかない

2023年6月23日

テーマ:メンタルヘルス

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

 市民運動会を従来とは異なり、地区からの動員をなくしました。
 そのため、自由参加の色合いが強くなり、市民運動会への参加協力が得にくくなりました。
 そこで、参加者協力者を増やすために、クラブ員を増やす機会として利用してもらおうと、新しい企画を考えました。
 しかし、その意図が十分に伝わらず、クラブ員から企画の内容に不満があったために、クラブ員を増やす機会を失うことになってしまいました。

 企画の内容を変更すれば、クラブ員を増やす機会をなくす事はなかったのですが、変更するという選択肢を選ぶ事ができなかったのはなぜだろうと考えてみました。

 1 クラブ員を増やす機会ととらえることが、できなかった。
 2 与えられたもので、自分たちが主体的に考えたものではなかった。

1について
 従来の市民運動会をイメージしている人にとっては、これまでの考え方とは異なるため、理解できないことになります。
 意図を十分理解していただくための情報を十分に伝える事が、イメージを変えることになると思いました。


2について
 私たちは、願いを叶えるために、ねらいを明確にし、具体的な行動レベルまで、明らかにします。
 しかし、ねらいが不明確であれば、出された具体的な行動レベルについて、自分なりの視点から、問題を発見しやすくなります。

 ・安心安全
 ・時間
 ・必要な人員や物品
 ・経費 
 ・運営
 など様々です。

 主体的に考える余地を残した企画のため、問題点を指摘する材料はそろっています。
 受け身でとらえているため、「できれば、避けたい。」との思いがあれば、不備を指摘して企画をなくす事は容易です。
 自ら考える時間と場を設ける事が必要だったと思いました。

 自分のペースで進めていくと、こんな失敗をすることになると、改めて思いました。

 事前に理解や助言を得られる仲間を増やしておく事が必要だと思いました。

 いわゆる「根回し」や「種まき」と言われる事が、十分できなかったと反省しています。

 それには、広い視野に立ち、深い洞察力をもった自分にしなければなりません。

 この失敗を糧とし、着実に力をつけていくよう努力しようと思いました。

 「こんな事でへこたれていてはいけない。まだまだ、する事がある。」
と、力が湧いてきました。

この記事を書いたプロ

須田敏男

長年にわたる小学校の教頭の経験を活かした家庭支援のプロ

須田敏男(あすなろ教室)

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