行動を変える言葉かけ
最近、家に孫が遊びに来ると、必ずiPadでゲームをしたり、テレビを見たりしています。
やり過ぎ・見過ぎが気になり、妻が孫を注意しますが、一向に変わりません。
そこで、一考。
「リモコンやIPadを隠し、見つけたら使ってもよい事にしよう。」
と、考えました。
意地悪をするためではなく、孫に目標達成の過程を味わってもらうと同時に、使用時間を減らす事になると思ったからです。
今まですぐに手には入っていたものが、手に入らなくなる
→自分の思い通りにならないことがある
(目標を立てる)
家の中を探し回ってもなかなか見つからない
→失敗を重ねる
(目標達成への粘り強さや捜し方のコツを身につける)
ヒントをもらう
→問題解決のための情報収集をする
(役立つ情報を得ると目標が達成しやすくなる)
捜し出す
→成功体験を味わう
(目標達成の喜びや充実感や達成感を味わう)
後始末をする
→行動を振り返る
(他者への影響を考える)
このような意図をもち、子どもたちにリモコンやiPadを隠すことを伝えました。
いよいよ宝さがしの始まりです。
初日は、ブツブツ言いながら、捜していました。意図を伝えながら、様子を見ていました。ヒントを得て、何とかリモコンやiPadを見つけ出しました。すぐに使い始めたので、捜し回った後の部屋を見渡し、物がちらかっている様子を見させ、一緒に後始末をしました。
2日目は、文句を言わず、孫は、一生懸命に捜し始めました。少し探しては、ヒントを要求します。
自分の力で捜し出す事を楽しんでいます。
しばらくは、これで行こうと思いました。
さて、次はどこに隠そうかな。
孫との知恵比べが始まりました。