互いを生かす道
もし、「習慣化するための一番のコツは何ですか?」と問われたら、何と答えますか?
私は、「変化を楽しむ事かな?」と思っています。
歯磨きのように既に習慣となっていると
・歯磨きをすると口の中が爽やかになり、気持ちいい。(感じ方)
・歯磨きが好き。(感情)
・歯磨きをする事は、健康によい。(見方・考え方)
と、見方・考え方・感じ方が歯磨きを肯定的になっていて、好きだという感情が湧き上がってきます。
ところが、何かをし始めた時は、この3つ(見方・考え方、感じ方、感情)が、揃っていません。
そのため、なかなか続ける事ができません。
例えば、毎日運動をする事で考えてみると、
・運動は健康にいいけど、面倒だ。(見方・考え方が揺れている)
・運動すると気持ちがいいけど、辛い。(感じ方が揺れている)
・運動が好きかと言われれば好きかも知れない。(感情が揺れている)
というように、どれも揺れています。これでは、いくら強い意識で臨んでも挫折してしまいます。
習慣にするという事は、毎日同じことを繰り返し、続けることになります。この続ける事が苦痛になります。
矛盾していますが、私は、習慣にするためには、変化を楽しむことがコツのように思います。
例えば、運動で考えると、
まず、
・運動の成果は、体重に現れると考えて、毎日体重計に乗って、体重を測る。(毎日の体重の変化と運動をつなぐ)
・回数を数える。(回数が一定の場合は、かかった時間を測る)
など変化する内容を見つけます。
スクワットを始めた頃、50回を目標してやり始めました。
現在に至るまでの数え方の変化を紹介します。
・頭の中で数を数える。
・並べた1から5までの数字の紙の上に、丸めた10個の紙を移動させる。
・丸めた紙を10個のおはじきに代えて、置き場所を移動させる。
・1(頭)、2(左腕)、3(左足)、4(右足)、5(右腕)と身体の部位に数字を当てはめ、10数えて順に移動させる。
・指10本で10を数え、上述の身体の部位を使う。
一つの数え方を続けていると、問題が発生しました。
新たな数え方を考えて、取り組むとまた新たな問題が見つかり、また新しい数え方を考えました。・・・自分に合った数え方はないかと追求しているといつの間にか、ある程度の日数を続ける事ができました。
これに回数の変化が加わり、変化を楽しんでいます。今では、スクワットの回数が、100回を超えるまでになりました。
スポーツジムに通ったこともありますが、長続きしませんでしたが、家庭で気軽にできるスクワットが、これ程続くとは意外でした。
そして、
・家だから移動の時間が不要です。
・家だから会費も不要です。
・自分の都合の良い早朝の時間にできます。
・スクワットは、単純だけども足腰を鍛えるよい運動です。
など、都合のいい見方・考え方も手に入れる事ができました。
また、
身体への負担をあまり感じません。(感じ方)
スクワットが、楽しくなりました。(感情)
見方・考え方・感じ方が揃い始め、よい感情が芽生え始めたので、スクワットも、歯磨きのように続けられそうです。