感情を見つめる

須田敏男

須田敏男

テーマ:メンタルヘルス

 「思いが、うまく伝わっていない。」と思うと、イライラした感情も一緒に現れます。

 この感情が湧き上がると、
 「やる気は、あるの?」
 「きちんと理解してよ。」
 「今頃になって、何を考えているの?」
 などと、相手を責めたくなります。

 これを口に出してしまうと、相手ともめることになり、相手との距離ができてしまいます。

 感情の起伏が激しかった若い頃は、相手を責める言葉を口に出して、イライラした感情を解消していました。
 そのため、誤解を招く事が多かったように思います。
 これが元で、誤解をされた私を擁護する方と誤解している方が、お酒の席で、私の事で口論されたこともありました。

 このような失敗の体験を積む事ができたためか、今は多少穏やかになってきたように思います。

 今は、イライラして口から相手を責める言葉が出そうになっても、止めてくれる自分がいます。

 心の中を整理してみると、
1 「イライラした感情」(感情)と「相手を責める事」(行動)を切り離し、

2 「イライラした感情」(感情)を深く見つめることができ、

3 心の中に「理解してもらいたい」(思考)が、ある事に気づきました。

4 「イライラした感情」と「どうすれば、理解してもらえるのか」(行動)をつなぐ事ができました。(理解してもらいたいからイライラしている)

そのおかげで、
 イライラした感情が湧き上がっても、相手を責めるのではなく、

5 自分の伝え方を考えたり、相手の状態を考えて、言葉を選んだり(行動)するようになりました。
 (相手を責める事が随分少なくなりました。)

 感情的に行動する前に、ちょっと立ち止まり、自分の感情を深く眺める(「この感情を湧き上がらせる源は何だろう。」と見つめる)と、行動が変えるきっかけがもらえます。 

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須田敏男(メンタルヘルスサポーター)

あすなろ教室

 最新の脳科学をベースにした「NLP心理学」を生かし、家庭への支援から働く人への支援と支援の範囲を広げ、悩みを持つ人の相談活動や企業向けの研修などにも幅広く対応。

須田敏男プロはぎふチャンが厳正なる審査をした登録専門家です

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