行き詰まりの解消
お酒の好きな人は、事ある毎に何等かの理由をつけてお酒を飲む機会を作ります。
毎日飲むようになれば、習慣飲酒です。
飲み過ぎて前日のことを思い出せないことがたびたび起これば要注意です。
そして、このような状態を続けていると、毎日飲まずにはいられなくなります。
これが、精神依存の状態です。
アルコールが切れると手が震え・冷汗が出る・イライラする・眠れないなど身体依存となってしまいます。
このように飲み過ぎると、お酒が毒になることがよくわかります。
この「~し過ぎ」は、お酒を飲むという行動のし過ぎだけではありません。
「~し過ぎ」にもレベルがあります。
身体レベル 「飲み過ぎ」「食べ過ぎ」「鍛え過ぎ」「寝過ぎ」「やり過ぎ」など
感情レベル 「喜び過ぎ」「悲しみ過ぎ」「我慢し過ぎ」「欲し過ぎ」など
思考レベル 「考えすぎ」「主張し過ぎ」「妥協しすぎ」など
厄介なのが、思考レベルです。価値観がバックについていることが多いので、なかなか変えられません。
人物評価につながるために、厄介です。
「お節介な人だ。」「頑固で気難しい人だ。」「我儘な人だ。」「優柔不断な人だ。」
などとなると、人間関係にも影響を与えることにもなります。
何事もし過ぎは、毒になります。
人間関係に問題を抱えている時、相手に問題あると考えず、「相手はこんな私に反応している」と考えることができれば、自分の「し過ぎ」を見つけることができます。
「自分のどこに問題があるのだろう?」と自分に問いかけることが「し過ぎ」の発見になります。
ただ、気を付けなければならないのが、「考え過ぎ」です。「考え過ぎる」と考え過ぎている自分に気づけなくなってしまいます。その結果、自分を責め過ぎて病気にしてしまいます。
こんな時役に立つのが、「考えている自分を見ている自分」を作ることです。
やり方は、簡単です。
椅子に座って考え事をしている時、着ぐるみを脱ぐかのように考え事をしている自分を椅子に置いたまま、立ち上がります。
そして、2m程離れたところから椅子に座って考え事をしている自分を観察します。
(この時、実際に椅子に座っているのは、あなたではなく、イメージのあなたです。イメージのあなたを観察することになります。不思議とイメージのあなたが見えるものです。)
イメージのあなたは、どんな表情ですか?
(顔つきは?顔色は?明るさは?体温は?)
イメージのあなたの姿勢は?感情は?
イメージのあなたの背景(周り)の色は?
これらを観察しながら、考え過ぎていないか判断してみてください。
考え過ぎをとめてくれるもう一人の自分があなたの中にいます。
コロナ禍で人とのかかわりが少なくなり、自分を見つめる機会が多くなっているようです。考え過ぎに気をつけて、豊かな人生を生き抜きましょう。