介護は、お好み焼き?
90歳を超える両親の介護をしています。
朝夕の食事を実家まで運んでいますが、毎回のように「ありがとう」と声をかけられます。
当たり前のことと思って、やっていることでも、両親から感謝の気持ちを伝えられると嬉しくなります。
介護については、自分の時間を取られることへの不満がありました。また、親を避けていた状況でしたから「できればあまり関わりたくない」という思いもありました。
でも、「介護は、自分の生き方が試される機会だ。」と考え、渋々でしたが介護を始めました。
し続ける間に、両親二人だけの生活のしやすさを考えたり、両親の希望を叶えたりして、衣食住の不便さを少しずつ改善していきました。
当初は、「こんなことまでしなければいけないのか」と思うこともありましたが、すべて「試されている事」と考え、できる限りの事をしてきました。
月1回の両親のケアマネージャーとの懇談で、「今は幸せだ。」と話す母親を見ていると、これでよかったかなと思います。
両親の幸せな気分が伝わってくるようで、こちらも幸せな気分になります。
そして、その幸せな気分でいると笑顔で人と接することが増えてきます。
介護とは関係なのですが、以前トラブルに巻き込まれた時、私自身が辛さを感じていた時には、一人で抱えきれずに事情を家族に話してしまいました。
これが、家族を巻き込むことになり、その時は、家族を辛い気持ちにさせてしまいました。
これらの出来事から、何となく「感情は、伝わっていく」と感じています。
感情のもつエネルギーが広がる感じです。
放課後預かっているお子さんたちの様子を見ていても感じます。
トラブルが起き、罵声を浴びせる言葉が出てくると教室全体にマイナスのエネルギーが発生したように嫌な雰囲気になります。
逆に友達の頑張りを認め合っている言葉が出てると教室全体にプラスのエネルギーが発生したように穏やかな雰囲気になります。
一人一人のもっている感情のエネルギーが広がり、他の子どもたちの感情を揺り動かしている感じです。
ストレスを抱えるとマイナスエネルギーが発生するようです。暗い感情が沸き上がり、周りを暗くしていく感じです。
ですから、保護者にお渡しする時には、穏やかで充実感に満ちた状態にしておこうと心がけています。
それには、まず、自分自身が穏やかで充実感に満ちた状態になることが一番重要だと思っています。