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コラム
レンズカラーの特長
2023年10月20日
今回は、よく質問があるレンズカラーの特長を。
コントラストカラーなどの機能性カラーレンズではなく、
パーソンナルカラーなどで似合う色とかでもなく、
調光や偏光などのレンズでもなく、
単純にレンズカラーの色そのものの特長の話になります。
カラーの系統
カラーは無限にあるので、グレー系、ブラウン系、グリーン系、イエロー系、ピンク系
に分けます。
それぞれの系統の特長は、
グレー系 :色調の変化が少ない、光量を下げる、コントラスト効果は低い
ブラウン系:色調変化を感じることができる、濃度のわりに明るさを感じられる、
コントラスト効果は高い
グリーン系:自然な見え方、光量を下げる、コントラスト効果はグレー系よりは高い
イエロー系:色調変化を特に青色で感じることがある、明るく感じられる、
コントラスト効果は高い
ピンク系 :光刺激が強すぎると感じることがある、コントラスト効果は高い
系統別の特長ですが、特定の波長をカットされているなど、特殊な処理を行っている場合、
見た目には同じ色でも、効果が変わることがあります。
カラーの選定
通常、レンズの色を決める時は、自分自身に、そしてフレームに似合う色かどうかで
判断される場合がほとんどです。
ただ、それぞれの系統を理解されている方の中には、使用用途でレンズの色を決める方も
おられます。
例えば、
通常の道を運転などで眩しさを抑えたい方はグレー系・ブラウン系・グリーン系。
トンネルなどが多い道をよく運転する方は、ブラウン系やイエロー系。
夕日などの赤色の光には、グレー系が暗く感じるので、ブラウン系やイエロー系
が良いと思います。
度数が出にくい方や、ゴルフで芝目を読むなどの場合、コントラスト効果の高い
ブラウン系・イエロー系・ピンク系。
観光などが多く、できるだけ自然な見え方が良い方は、グリーン系。
肌の色など、血色が良く見せたい方は、ピンク系。
カラーの系統によって、効果が異なるため、使用用途によって
カラーを変えるのも良いと思います。
カラーを入れた場合、誰でも見え方は同じ?
今回のカラーの特長については、大雑把な特長であるため、
誰でも当てはまる訳ではないと思います。
色覚については、人によってまちまちで、年齢を重ねることで、色覚が落ちる方もおられます。
カラーそのものも、色みが同じでも、濃度・明度なども違います。
そのため、カラー特長はあくまでも目安であり、実際にテストレンズで試す方が良いと思います。
まとめ
・カラーの系統によって、大まかな特長がある
・カラーの系統の特長は、人によって変わる可能性がある
・テストレンズで、見え方や見られ方を、実際に試した方が良い
次は、『レンズカラーの種類』について
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