- お電話での
お問い合わせ - 0942-21-9220
コラム
メガネで金属アレルギー?
2023年2月3日
『メガネで金属アレルギーが出て、かぶれたので、樹脂フレームの方が良い』
という方がおられます。
金属アレルギーを起こしたことがない人にとっては、
『なるわけがない』という印象でしょうが、
そういう金属を使ったフレームだったら、
特にあり得ない話ではないです。
金属アレルギー
金属アレルギーについては、調べたら詳しく出てくるので、簡単に。
要はイオン化した金属がタンパク質と結合して、
アレルギー反応を起こすということです。
金や銀、プラチナなどの貴金属は、イオン化しにくいので、
アレルギー反応が起きにくいということになります。
『安い金属だとアレルギーが起きる』という人がいますが、
これは貴金属しか性に合わないということではなく、
本当にアレルギー反応で、かぶれなどが起きます。
メガネで使用される金属アレルギーが起きる金属
メガネで使用される金属アレルギーが起きる金属としては、
ニッケルが有名じゃないかなと思います。
メガネにはニッケル合金が使われている場合も多くあります。
安価で、艶も良いため、使いやすい金属ということかなと。
また、形状記憶合金のフレームもありますが、
これにもニッケル合金(Ni-Tiなど)は使われることが多いです。
ただ、最近では高価格帯のメガネフレームには、
肌に直接触れないテンプル芯など以外では、
あまり使われなくなってきているように思います。
ニッケル以外のメガネの金属は?
最近では、チタンを使用したフレームが増えてきています。
チタン自体も金属アレルギーは少ないですが、
合金となると、ニッケルを含むものもあります。
また、よりアレルギーの低いニッケルやパナジウムなどを含まない
BioーTitanもあります。
同じチタン合金でも、その配合比率などで、
いろいろと変わってくるかなと。
まとめ
・金属アレルギーはイオン化しやすい金属で起こることがある
・チタンは比較的金属アレルギーは少ない
・より金属アレルギーが少ない合金は出てきている
個人的には金属をつけたまま、
運動などをしないことをお勧めします。
次は『日本のアイウェアブランド、ジャポニスムについて』
関連するコラム
- アンバレンタイン・ルノアの2023年秋展示会 2023-11-03
- フレームの材質について(樹脂) 2022-07-29
- 樹脂フレームは寒いと縮む? 2023-12-22
- メガネフレームの質はどうやって見る? 2022-11-11
- フレームの材質について(金属) 2022-07-22
コラムのテーマ一覧
カテゴリから記事を探す
豊福祐史プロへの
お問い合わせ
マイベストプロを見た
と言うとスムーズです
勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。
豊福祐史のソーシャルメディア