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コラム
デジタルウォッチと時計修理職人
2015年11月15日
電池交換時のモジュール(機械)のチェックは動作確認のみとなります
カシオのG-ショックを代表とするデジタル式の時計は、高機能な場合も多く根強い人気があります。
ただし、メンテナンスにつきましては少し知っておいて欲しい事があります。
1.モジュール(機械)の不良は動作確認のみとなります。
電池交換やバンド修理、ケースの洗浄など部分修理を実施する場合も、弊社では機械チェックが出来ませんので機械保証が出来ません。
残念なことに、歯車を使用していない時計は時計修理職人が腕を振るえないのです。
機械不良の場合はメーカーサービスセンターでモジュール交換になります。
・・・ということは メーカーサービスセンターが国内に存在しなければ修理は不可能ということになります。
2.ガラス交換はメーカーサービスセンターで
ガラスのキズが気になられる場合は、メーカーのサービスセンターでの対応となりますが、ガラスを含むケース一式交換になる場合が殆どです。
デジタルウォッチのご使用方法とメンテナンスとは
我々時計修理職人が腕を振るえず、不完全燃焼に陥りがちなデジタルウォッチのメンテナンスですが、お勧めのご使用方法とメンテナンスは下記の内容になります。
【電池式の場合】
・ライトやストップウォッチ機能の使用頻度によって電池寿命が大きく変わります。特にストップウォッチについては何かの拍子でプッシュボタンを押してしまい、いつの間にかストップウォッチ機能が使用されていたというケースも多々あります。
秒針とストップウォッチの針の位置を確認しましょう。
・電池交換をされてから24ヶ月を経過したら、電池からの液漏れ予防の為に、時計が動いていても電池交換をされることをお勧めします。
【ソーラー時計の場合】
・ず~~~何もしなくても良い・・というイメージですが、裏蓋とケースの間のゴムパッキンやプッシュボタンに使用されているパッキンが経年により劣化し、防水性が年々損なわれていきます。
何年かに一度はメーカーサービスセンターに防水検査を依頼してパッキン交換をされることをお勧めします
【外装のクリーニング】
・金属バンドの汚れを放置するとコマをつなげているピンがサビてしまう可能性が高くなります。
衛生面は勿論ですが、ある日突然時計のバンドが切れて時計が腕から落下!!
ということが無いように定期的なクリーニングをお勧めします。
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