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「アリ(蟻)とキリギリス」ならぬ「アリと目覚まし時計」のお話

2015年4月4日

テーマ:時計の取り扱い方

コラムカテゴリ:くらし

ワンピース・目覚まし時計

働きモノのアリですが こんな迷惑をかけることが・・・

桜も満開になり 外に出かけたくなりますね。
暖かくなると 虫の動きも活発になってきます。
絵本では、働きモノとして好印象のアリですが、時計にとってはあまりありがたくない存在です。

掛け・置き・目覚まし時計の中にアリが侵入して止まりの原因になってしまうことがあります。
事例の多くは「ヒメアリ」で 体長は1.5mm~2mm程度の アリの中でも非常に小さいアリです。
腕時計ほどの気密性がない置時計・掛け時計・目覚まし時計でしたら 容易に時計内部(ムーブメント)に侵入してしまいます。

一度アリが入った場所で 時計を続けて使用するのはさけましよう

アリは、どこかに餌か巣に適した場所を見つけると、「道しるべ物質」という一種の臭いを付けて巣に帰ります。
その臭いの道をたどって仲間のアリが餌のところに集まったり、新しい巣に引っ越してきます。
一度アリが入った場所で 続けて 時計を使用するのは避けた方が賢明です。アリの道が出来てししまっているからです。どうしても、同じ場所で使用する場合は、「道しるべ物質」が残らないように時計の置き場所とその周辺を、をアルコールや中性洗剤などできれいに拭きあげることが必要です。
我が家が暮らしやすくなるのは嬉しいことですが、アリにとって寛げる場所にならないようにしたいものです。

この記事を書いたプロ

衞藤憲太郎

時計修理、修復とビフォーケアのプロ

衞藤憲太郎(株式会社ハナブサ)

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