時計のカレンダー~カレンダー修正禁止時間帯

衞藤憲太郎

衞藤憲太郎

テーマ:時計の取り扱い方



日付まで自動調整をしてくれる電波時計には関係ないお話ですが
カレンダー付きの時計の場合
時計をしばらく使わなかった時や
短い月(2月4月6月9月11月)の翌日はカレンダー修正が必要になります

日付送り機能がある時計で日付送りする場合
21時~翌3時の間を避けるのが一般的です
(現実の時間ではなく その時計が指している時間です)
この時間帯は日付送り用の歯車が噛み合っている状態なので
無理に日付を送ってしまうと歯車を傷めてしまいます

機械によって歯車が噛み合う時間帯はばらばらです
それぞれの時計の説明書の内容を確認するのが良いのでしょうが
複数の時計をお持ちの場合はそれを覚えるのも大変です
余裕を持って、「日付送り修正は6時~9時の間にする」というのも良いかもしれません

カレンダー修正時間帯にカレンダー調整をしたからといって
1回で壊れることはありませんが
ちょっとした気遣いが時計を長持ちさせる秘訣です

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衞藤憲太郎
専門家

衞藤憲太郎(時計修理技能士)

株式会社ハナブサ

時計の寿命を延ばすビフォーケア(事前のケア)として「分解掃除を伴わない時計クリーニング」を提唱し10年。壊れていない時計のメンテナンスまで受付出来るのは、しっかりとした修理技術の裏付けと豊富な経験値が

衞藤憲太郎プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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