ナフサ不足のその先へ ―素材が変わると、暮らしの価値も変わる―

松岡順子

松岡順子

テーマ:計量器 理化学ガラスなど

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石油精製で得られるナフサ(粗製ガソリン)は、プラスチックの主要原料として広く使用されています。
近年、脱炭素の流れや石油需要の変化により、ナフサ供給の先行きが不透明になっています。
ガラス素材・理化学器具・耐久性といった観点から、代替素材としての可能性が注目されています。



日々の暮らしの中で、「ナフサ不足」という言葉を耳にする機会が増えてきました。

しかし、それはどこか遠い話のように感じられるかもしれません。

けれど実際には――
私たちの身の回りにある

・ペットボトル
・保存容器
・調味料ボトル
・一部の実験器具

その多くが、ナフサ由来の素材で作られています。
つまりこれは、 暮らしを支える素材の変化の話なのです。

ナフサとは何か?なぜ不足が注目されているのか


ナフサとは、原油を精製する際に得られる軽質成分で、
エチレンやプロピレンといったプラスチック原料の元になります。

これまで私たちは、
・安価で
・軽くて
・加工しやすい
という理由から、プラスチックに大きく依存してきました。

しかし現在、
・脱炭素の流れ
・石油需要の変化
・供給バランスの変動

といった影響により、 ナフサの安定供給に変化が見え始めています。

ここで重要なのは、
これからも同じように使い続けられるのかという視点です。

「便利さ」から「持続性」へ価値が移る


これまでの素材選びは、
◎軽い
◎安い
◎使い捨てしやすい
といった「便利さ」が中心でした。

しかしこれからは、
◎長く使えるか
◎繰り返し利用できるか
◎資源に依存しすぎていないか
といった「持続性」が重要になります。

これは単なる素材の問題ではなく、 暮らしの価値観の変化そのものです。

ガラスという選択肢が、もう一度見直される理由


ここで注目されるのがガラスです。
一見すると昔ながらの素材ですが、 実はこれからの時代に適した特徴を持っています。

・主原料は珪砂であり石油に依存しない
・化学的に安定し内容物の影響を受けにくい
・においや色が移らない
・高温や薬品にも強い
・繰り返し使える

そして何より、
長く使える素材であること
これはこれからの時代において大きな価値です。


暮らしを「リデザイン」するという考え方

単にプラスチックをガラスに置き換えるだけではなく、
暮らしそのものを少し豊かにする視点が大切です。

たとえば――

・プラスチック調味料ボトルをガラス製品に
・プラスチック保存容器をジャム瓶に
・使い捨てプラコップをステンレス製品に
・ラップをさらしへに

こうした工夫によって、
◎見た目の美しさ
◎使う楽しさ
◎ 長く使う満足感
が生まれます。

◎「必要だから使う」から
◎「好きだから使う」へ
暮らしが変わり始めます。


■ 理系スタイルの暮らしアイデア

・目盛付きドレッシングボトル
・容量表示をサンドブラストした保存瓶
・名前入り理化学ガラス(ギフト用途)
・耐熱ガラスを活かしたキッチンツール

→ 機能とデザインを両立させることで
 「長く使いたくなる道具」に変わります。


「不足」は、新しい文化の入口になる


これまでの歴史では、
木から鉄へ 鉄からプラスチックへと
素材の変化は、暮らしや文化を変えてきました。
そして今、

◎再び「長く使う素材」へという流れが始まっています。

ナフサ不足は単なる問題ではなく、
◎素材を見直すきっかけ
◎暮らしを整えるチャンス
とも言えるのではないでしょうか。

まとめ


ナフサ不足は、私たちの暮らしと強く結びついたテーマです。

その中でガラスは、
◎機能的で
◎美しく
◎長く使える
という特性を持つ、これからの時代の素材です。

ガラスを日常に取り入れることで、 少しだけ丁寧で、少しだけ豊かな暮らしが見えてきます。

素材が変わると、暮らしが変わる。
暮らしが変わると、価値観が変わる。

ナフサ不足のその先には、 新しい「当たり前」が生まれようとしています。

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松岡順子
専門家

松岡順子(ガラス工芸)

株式会社 クライミング

贈る相手や用途に合わせて、完全オリジナルで制作。世界にひとつだけのガラス作品で、特別な空間を演出します。

松岡順子プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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