第28回 URLって何?ホームページの住所をやさしく解説

佐々木康仁

佐々木康仁

テーマ:パソコン


インターネットを利用していると、画面の上の方に、

「https: //www.〇〇〇.com」

といった英数字が表示されていることがあります。

また、誰かから、

「このURLを開いてください」
「ホームページのURLを教えてください」


と言われたことはありませんか?

でも、

「URLって、いったい何なの?」
「https: //って何の意味があるの?」
「wwwや.com、.jpは何が違うの?」


と思っている方も多いのではないでしょうか。

今回は、インターネットを利用するうえで欠かせない「URL」について、できるだけ分かりやすくご紹介します。

そもそもURLって何?

URLとは、

Uniform Resource Locator(ユニフォーム・リソース・ロケーター)

の略です。

難しい名前ですが、簡単に言えば、

インターネット上のホームページやファイルなどの場所を示す住所

のようなものです。

例えば、私たちが郵便物を送るときには住所が必要ですよね。

福岡県〇〇市〇〇町……

というように、届け先を指定します。

インターネットでも同じです。

世界中には数え切れないほどのWebサイトがあります。

その中から目的のページを表示するために使われるのがURLなのです。

URLは「インターネット上の住所」

例えば、次のURLを見てみましょう。

https ://www.example.com

この文字列には、それぞれ意味があります。

部分

意味

https ://
通信方法を示す

www
Webサイトでよく使われる名前の一部

example
サイトを識別する名前

.com
ドメインの末尾に付く種類の一つ

つまり、一見すると意味の分からない英数字も、それぞれ役割を持っているのです。

ちなみに、example.comは説明用に用意されているドメインです。

「https ://」って何?

URLの先頭によく表示されている、

https ://

これは、Webサイトとブラウザの間で通信するための方式を示しています。

以前は「http ://」という形式も広く使われていました。

現在は、通信内容を暗号化して保護するHTTPSが一般的になっています。

ここで覚えていただきたいのは、

HTTPSは通信を暗号化して保護する仕組み

ということです。

例えば、ログイン情報などを送信するとき、通信途中で内容を盗み見られる危険を減らす役割があります。

ただし、注意していただきたいことがあります。

「https ://が付いているから、そのサイトは絶対に安全」というわけではありません。

偽サイトでもHTTPSを利用している場合があります。

そのため、URL全体やアクセス先の信頼性を確認することが大切です。

「www」って何?

URLの中でよく見かける、

www

これは、

World Wide Web(ワールド・ワイド・ウェブ)

に由来する文字です。

昔からWebサイトの名前として広く使われてきました。

ただし、現在では必ずしも「www」が必要というわけではありません。

例えば、

https ://www.example.com

と、

https ://example.com

のように、wwwが付いている場合と付いていない場合があります。

どちらを利用するかはWebサイトの設定によって異なります。

「wwwが付いていないからおかしい」ということではありません。

「.com」や「.jp」は何が違うの?

URLの中には、

.com
.jp
.net


などの文字が登場します。

これらは、ドメイン名の末尾に付く部分で、「トップレベルドメイン」と呼ばれています。

代表的なものを見てみましょう。

種類

特徴

.com
世界中で広く利用されている

.jp
日本に関係するドメイン

.net
世界中で利用されている

.org
団体などでよく利用されている

.co.jp
日本国内で登記された会社などが登録できる

ただし、.comだから企業、.orgだから必ず非営利団体というわけではありません。

ドメインの種類だけで、そのWebサイトの信頼性を判断することはできないのです。

URLとドメインは同じもの?

ここも少し混同しやすいところです。

例えば、

https ://www.example.com/news/

というURLがあったとします。

この場合、

ドメイン名=example.com
URL=https ://www.example.com/news/


です。

ドメイン名は、Webサイトの場所を識別する名前の中心となる部分です。

一方、URLは、そのドメイン名に通信方式やページの場所などを組み合わせたものです。

住所に例えるなら、

ドメイン名=建物を識別する名前
URL=その建物の中の目的の部屋まで示す案内


というイメージです。

URLは検索しなくても開ける?

はい、開くことができます。

前回ご紹介したGoogle ChromeやMicrosoft Edgeなどのブラウザには、URLを入力するための「アドレスバー」があります。

そこにURLを入力してEnterキーを押せば、目的のWebサイトへアクセスできます。

例えば、

https ://www.google.com

と入力すると、GoogleのWebサイトを開くことができます。

つまり、Webサイトを見る方法には、

① 検索して探す方法
② URLを直接入力する方法


があります。

この違いを知っておくだけでも、インターネットが使いやすくなります。

URLを使った詐欺にも注意しましょう

ここは特に大切なポイントです。

最近は、銀行や宅配業者、ショッピングサイトなどを装った偽のメールやSMSが送られてくることがあります。

例えば、

「お荷物をお届けできませんでした」
「アカウントが停止されます」
「至急、本人確認をしてください」


といった内容です。

そして、本文にはURLが書かれています。

そのURLを開くと、本物そっくりの偽サイトへ誘導されることがあります。

そこでIDやパスワード、クレジットカード情報などを入力してしまうと、情報を盗まれる危険があります。

知らない相手から届いたURLは、安易に開かないこと。

また、知っている会社の名前が書かれていても、安心してはいけません。

不安な場合は、メールやSMSのリンクを使わず、普段利用している公式アプリやブックマークから確認するようにしましょう。

URLは見た目が似ていても別のサイトの場合がある

例えば、ある会社の公式サイトに似せて、

アルファベットを一文字だけ変えたり、余分な文字を付け加えたりしたURLが使われる場合があります。

一見すると同じように見えても、実際にはまったく別のサイトかもしれません。

また、URLの途中に有名企業の名前が入っていても、それだけで公式サイトとは判断できません。

大切なのは、正しいドメイン名を確認すること。

ただし、初心者の方がURLだけで安全性を判断するのは難しい場合もあります。

そのため、金融機関などの重要なサービスには、公式アプリや事前に登録したブックマークからアクセスする習慣をおすすめします。

まとめ

今回覚えていただきたいのは、

URL=インターネット上のホームページやファイルなどの場所を示す住所

ということです。

そして、

https ://=通信を暗号化して保護する仕組み
www=Webサイトでよく使われる名前の一部
.comや.jp=ドメイン名の種類を表す部分


ということも覚えておきましょう。

ただし、URLには便利さだけでなく、偽サイトへ誘導される危険もあります。

「知らないURLは慎重に扱う」

これも、インターネットを安全に利用するための大切な知識です。

【65歳からのワンポイント】

私はこれまで、パソコンの販売やパソコン教室など、さまざまな現場で多くのお客様と接してきました。

その中で感じていることがあります。

それは、

パソコンが苦手という方ほど、専門用語に対して難しいイメージを持っている

ということです。

「URLを入力してください」

と言われても、URLが何なのか分からなければ、戸惑ってしまいますよね。

でも、

「インターネット上の住所を入力してください」

と言われれば、少し分かりやすくなるのではないでしょうか。

パソコンを学ぶときに大切なのは、専門用語を暗記することではありません。

その言葉が何を意味しているのか、自分なりに理解すること。

私は65歳になった今でも、新しい技術を学び続けています。

分からないことがあれば調べる。
実際に操作してみる。
そして、自分の言葉で説明できるようにする。


この積み重ねが、知識を身につける一番の近道だと思っています。

「知らない」を「分かった!」に変えていく。

これからも、一緒に楽しく学んでいきましょう。

次回予告

パソコンマスターズ 第29回

「アップデートってなぜ必要?放っておいたらどうなるの?」


パソコンやスマートフォンを使っていると、突然表示される「アップデートしてください」というメッセージ。

「今すぐ更新した方がいいの?」
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次回は、そんな疑問を解決するために、アップデートの意味と必要性、そして安全に更新するためのポイントを分かりやすくご紹介します。

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佐々木康仁(ITコンサルタント)

株式会社CNCコンサルティング

対面と非対面を組み合わせた独自のマーケティング手法、ChatGPTを活用するための基礎的な講習、小学校などでのICT教育支援を事業の柱とする。数々の職業を経験し“現場感覚”でサポートできるのが強み。

佐々木康仁プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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