「神が降りてくる瞬間」は、AIではなく自分で考えているとき

テーマ:人生


文章を書いているとき。
仕事について考えているとき。
あるいは、なかなか答えの出ない問題について一人で考えているとき。

突然、

「あっ、これだ!」

と、それまで思いつかなかったアイデアが頭の中に浮かんでくることがあります。

点と点だったものが突然つながり、一気に答えが見えてくる。

私はそんな瞬間を経験するたびに、

神が降りてきた

と思うことがあります。

以前、ひろゆきさんが「神が降りてくる時がある」という趣旨の話をしていたのを聞いたことがあります。

その言葉を聞いたとき、「なるほど、うまい表現だな」と思いました。

もちろん、本当に神様が何かを教えてくれるという意味ではありません。

考えて、考えて、考え続けた結果、それまで頭の中に蓄積されていた経験や知識が突然つながり、新しいアイデアとして現れる。

そんな瞬間のことです。

生成AIを使うようになって、気づいたこと

私は現在、ChatGPTをはじめとした生成AIを仕事でも日常でもかなり活用しています。

文章を整理してもらう。
アイデアを出してもらう。
分からないことを教えてもらう。
企画について一緒に考えてもらう。
生成AIは本当に便利です。

以前なら何時間もかかっていたことが、わずかな時間でできるようになりました。

しかし最近、ひとつ気になることがあります。

生成AIを使っている最中に、「神が降りてきた」と感じることは意外と少ないのです。

むしろ生成AIから離れ、自分一人で文章を書いているとき。
散歩をしながら考えているとき。
仕事についてあれこれ悩んでいるとき。

そんなときに突然、

そうか!

とアイデアが浮かんできます。

ここに、生成AI時代だからこそ大切にしなければならないものがあるのではないでしょうか。

「分からない」をすぐAIに渡さない

生成AIがなかった頃、分からないことがあれば自分で考えるしかありませんでした。

考えても分からない。
もう一度考える。
別の角度から考える。
過去の経験を思い出してみる。
人の話を思い出してみる。

そうやって頭の中で試行錯誤していました。

ところが今は、

「分からない」

と思った瞬間にChatGPTへ質問できます。

これは素晴らしいことです。

しかし、便利だからこそ私は最近、

「ちょっと待てよ。まず自分で考えてみよう」

と思うようになりました。

すぐに答えをもらわない。
少し悩んでみる。
紙に書いてみる。
自分なりの答えを出してみる。

この「考えている時間」が、実はとても大切なのではないでしょうか。

AIは答えをくれる。でも「閃き」は自分の中から生まれる

生成AIは大量の情報を整理し、自分では思いつかなかった視点を提示してくれます。

だから私は、これからも生成AIを積極的に使っていきます。

ただし、

「AIを使うこと」と「自分で考えること」は別物です。

生成AIに最初から答えを求めるのではなく、

まず自分で考える。
自分なりの仮説をつくる。
悩む。
行き詰まる。
そして必要なところでAIの力を借りる。

この順番が大切なのではないかと思っています。

考え続けていると、ある瞬間、それまでバラバラだった経験や知識が突然つながります。

「あの経験と、この考え方はつながっているんじゃないか」
「だったら、こんなことができるんじゃないか」

そんな瞬間がやってきます。

私はそれを、

神が降りてくる瞬間

と呼びたいと思います。

「考えないためのAI」にはしたくない

生成AIは、人間の能力を大きく広げてくれる道具です。

しかし使い方によっては、

「考えるためのAI」にもなれば、

「考えなくて済むためのAI」にもなります。

私は後者にはしたくありません。

AIに考えてもらう前に、自分で考える。

AIから答えをもらったあとも、本当にそうなのか自分で考える。

そして、ときにはAIから離れて、一人で悩んでみる。

効率だけを考えれば、一見無駄な時間かもしれません。

でも、その「無駄に見える時間」の中から、人間にしか生み出せないアイデアが生まれるのかもしれません。

神様が降りてこられる「余白」を残しておこう

これから生成AIは、もっと便利になっていくでしょう。

私たちはますます「考える前に答えを得られる時代」に入っていきます。

だからこそ私は、意識的に、

「自分で考える時間」

を残しておきたいと思っています。

悩む時間。
ぼんやり考える時間。
紙に書く時間。
何も見ずに文章を書く時間。

すぐに答えが出なくてもいい。

その時間があるからこそ、ある瞬間、

「あっ!」

と何かがつながるのかもしれません。

生成AIを便利に使いながらも、人間が考えることまで手放さない。

AIにすぐ聞かず、自分で考えてみる。

もしかすると、その時間こそが――

神様が降りてこられる余白」なのかもしれません。

P.S

実は昨日、数カ月悩んでいたことの解決策を思いついてこのコラムを書きました。

それこそ

神が降りてきた

瞬間でした。

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佐々木康仁
専門家

佐々木康仁(ITコンサルタント)

株式会社CNCコンサルティング

対面と非対面を組み合わせた独自のマーケティング手法、ChatGPTを活用するための基礎的な講習、小学校などでのICT教育支援を事業の柱とする。数々の職業を経験し“現場感覚”でサポートできるのが強み。

佐々木康仁プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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