第7回:SNSよりも“リアルマーケティング”を重視せよ

テーマ:マネジメント

— 顧客を動かすのは“デジタル”ではなく“人の温度” —


今の時代、SNSや広告を使えば簡単にお店を宣伝できます。
X(旧Twitter)、Instagram、TikTok、LINE公式アカウント…。
たしかに、どれも強力なツールです。

しかし、私は現場の店長として20年以上やってきて、
こう感じています。

「実力のある店長は、SNSなんか使っていない。」

もちろん、SNSを否定しているわけではありません。
問題は、SNSだけで集客できると思い込むことです。
本当にお客様を動かすのは――「人の温度」です。

■SNSは“きっかけ”、本当の勝負は店の中にある

SNSで発信しても、来店してくれるとは限りません。
「見たことある」「いいねは押した」――それで終わることがほとんどです。

SNSの投稿は、お客様にとって“きっかけ”に過ぎません。
本当の勝負は、来店したその瞬間。
つまり、店内での体験にあります。

接客の表情、店の香り、商品を手に取ったときの感触。
五感を通して「また来たい」と思ってもらえたかどうか。
これがリピーターを生む最大のポイントです。

■リアルマーケティングとは「人を動かす」こと

リアルマーケティングとは、チラシや販促イベントを指すのではなく、
“お客様の感情を動かすすべての行動”のことです。

・レジでの一言
・スタッフの笑顔
・POPの一筆メッセージ
・常連さんとの小さな会話

これらはSNSよりもはるかに強力なマーケティングです。
なぜなら、その瞬間の体験が記憶に残るから。

たとえば私の店舗では、
新規のお客様が帰る際にスタッフ全員で「ありがとうございました!」と声を合わせていました。
その光景を見たお客様が、後日こう言ったのです。

「あの店、雰囲気がいいよね。あれが忘れられなくて。」

リアルな体験が、最高の口コミを生みます。

■デジタルとアナログの“ハイブリッド発想”を持つ

SNSを使うなら、「リアル」とセットで考えましょう。

SNS → 来店へのきっかけをつくる
店舗 → 感動体験で心をつかむ
DMやLINE → 再来店を促す

この流れを意識するだけで、SNSの効果が何倍にもなります。
SNS単体ではなく、“リアルを補完するツール”として使うのが正解です。

■今日からできる実践ポイント

SNS投稿より“店内体験”を磨く。
 お客様の記憶に残る接客・雰囲気を意識。

リアルな一言を大切にする。
 「今日の天気どうでした?」などの雑談が信頼を生む。

SNSは“補助輪”と考える。
 目的はフォロワー数ではなく、“来店数”にある。

次回の第8回は、

「スタッフを“動かす”リーダーの言葉力」。
リーダーの一言がチームを沈めも動かしもする――。
現場で磨かれた「伝える力」と「聴く力」をお伝えします。

著書紹介

このコラムの内容は、著書
新米店長の道しるべ:16年の失敗と成功から学ぶ
(著:佐々木 康仁/出版社:CNCコンサルティング出版)
をもとにしています。

20年にわたり飲食・小売・サービス業の現場で店長として学んだ「リアルな経験」と、
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佐々木康仁
専門家

佐々木康仁(ITコンサルタント)

株式会社CNCコンサルティング

対面と非対面を組み合わせた独自のマーケティング手法、ChatGPTを活用するための基礎的な講習、小学校などでのICT教育支援を事業の柱とする。数々の職業を経験し“現場感覚”でサポートできるのが強み。

佐々木康仁プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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