なぜ、同じ説明でも納得する人と動かない人がいるのか

鎌田千穂

鎌田千穂

テーマ:この世界、知らんことだらけ

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理解と行動のあいだで起きていること。
脳の使い方が違うからこそ。
ここに経験だけでなく遺伝子まで絡むと高度過ぎる対応になってくるモノ。

そういったことで理解度いうことを前提にするとちょっと心がラクになるかも。

6回目になるこのシリーズ。
対人関係で混乱している方に対して産業カウンセリングの時にお伝えしてます。

今日も、人によって脳の情報処理ルートが違うという視点から
「説明が伝わらない理由」を分析&検証してきたお話です。

人の理解には脳の動きが絡む

人は

・どこに注目して状況を理解するか(インプット)
・どうやって行動に移すか(アウトプット)


この組み合わせで思考の順番が変わる。
ここで関係してくるのが右脳と左脳の使い方の違い。

ざっくり言うと

左脳→論理・構造・言語
右脳→関係性・感覚・全体像

そして

左アウトプット→整理してから動く
右アウトプット→動きながら整える

この組み合わせによって
説明の受け取り方も、行動のタイミングも変わる。

納得しているのに動かない人

説明をする。
相手はうなずく。

「なるほど」

こちらは思う。
分かったなら、動くよね。

・・・ところが動かない。

こういう場面、わりとよくあるのでは?

ここで人はつい考える。

「やる気ないのかな」

ただ、そうとも限らない。
行動のスイッチが別の場所にあるだけのことも多い。

左脳インプットの人は「論理」で納得する

左脳寄りのインプットの人は
情報を 構造で理解する。

筋が通っているか。
整合性があるか。

ここが揃うと理解は早い。
ただし、理解した瞬間に動くとは限らない。

頭の中ではもう一つのチェックが始まる。

「準備は整っているか」

その時間を周りはこう解釈する。

「まだ動かないの?」


右脳インプットの人は「意味」で納得する

右脳寄りの人が最初に見るのは
関係性や全体の流れ。

「それは何のためなのか」

ここが腑に落ちると理解が進む。

逆に言えば、意味が見えない説明は
頭の中で、少し保留になる。

周りから見るとこう見えることもある。

「さっき説明したよね?」

納得と行動は、同じ回路ではない

ここでよく起きる誤解があるコト。

「納得しているなら動くはず」

たしかに、そう思いたくなるもの。

ただ実際には、納得の回路と行動の回路は少し違う。

理解は頭の整理。
行動は動くタイミング。


この二つは必ずしも同時に動くとは限らない。

同じ説明でも結果が変わる理由

同じ説明をしても

すぐ動く人がいる。
少し考える人がいる。
周囲の様子を見てから動く人がいる。
目的をもう一度確認する人もいる。

ここで人はつい思う。

「温度差があるな」

とはいえ、実際は温度ではなく回路の違いだったりする。

まとめ

「納得しているのに動かない人」
それは理解していないわけではない。

多くの場合、理解の順番と行動の順番が違うだけ。

左脳は理解を整える。
右脳は意味をつかむ。

そして
アウトプットの違いが
行動のタイミングを変える。

同じ説明でも
結果が変わる理由は、
このあたりにあるのかもしれない。

そして、もう一つだけよくあること。

説明した側はこう思っている。

「ちゃんと説明した」

聞いた側はこう思っている。

「なんとなく分かった」

・・・とはいえ、この差がジワジワと効いてくる。

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鎌田千穂
専門家

鎌田千穂(産業カウンセラー)

Chi-ho’s studio

組織課題を広い視野で捉え、主体性を持った思考と行動力、公私の均衡を図る自律型人材育成を行うこと。分析・統計による業務改善の解決策を示し、個人の悩みを解き放ち、企業の繁栄に繋げることが専門です。

鎌田千穂プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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