完璧を手放し、小さな一歩:ストレス管理の新しいアプローチ
「気にかけている」は伝わらない
産業カウンセリングの悩みによく聞く話。
気にかけてるんですけどね。
親子関係、上司部下、同僚、友人。
ジャンルは問いません。
私は、こう伺います。
「そのことを、お伝えしてますか?」
少し間があってから、
だいたいこう返ってきます。
……そういえば、伝えていたかな?
あるあるです。
思っていただけで伝えていない
そう、悩み多き方というのは気持ちだけが動いている。
行動は伴っていない。
面談しようと思ってた(思ってただけ)
声かけようと思ってた(思ってただけ)
気にはなってた(でも何もしてない)
忙しいと、“やる気”だけが先に出る。
行動は、後回し。
行動が後回しはまだいい。
行動そのものがない。
「あとでちゃんと話そう」
→ あとで、来ない。
「今はバタバタしてるから」
→ 永遠にバタバタ。
この言葉、自分自身が停滞する呪縛。
後回しを推奨する呪文として使われがち。
「気にしてる」と「伝わってる」が混ざるとき
本人の行動が職場でズレるのは、
「気にしてるつもり」と「伝わってる」が
頭の中で混在しているとき。
脳みそは、ショートカットをします。
「気にしてるつもり」と「伝わってる」を勝手につなぐ。
そして、「もう伝えた」気分を演出してくれる。
思考と、
現実の行動が
噛み合っていない状態です。
先に疲れているのは抱え込む人
社員が限界になる前より、
「最近、何もできてない気がする」
そう言う上司のほうが、
先に疲れていることも多い。
そして、そういう上司ほど、こう言います。
一回、落ち着いたら話そうと思ってて…
「落ち着いたら」の、その後…?
――その「落ち着く日」って来ませんよ。
落ち着く行動をしようと、
1ミリも考えていないのに、
来るわけがない。
侵食してくる「3つもり」ワールド
そう、気分がそうさせるのか、
「〇〇のつもり」言葉3選があります。
・言ったつもり
・やったつもり
・できたつもり
この、見積もりならぬ「3つもり」ワールド。
ジワジワト侵食さると、侵食されていることすら気づかなくなる。
あなたは大丈夫ですか?
「気にしてる」と「伝わってる」が混ざっていませんか?




