過去の痛みと未来の希望
“急に優しくなる上司”が増えると言われる
12月は“急に優しくなる上司”が増えると言われる時期でもあるのです。
冬のオフィスって、どこか空気が丸くなる。
空調の風だけが仕事していて、人の心はだいたい省エネモード。
そんな中、12月だけ“やたら優しくなる上司”が現れる。
普段は「報連相どうなってる?」の切れ味で
社員の呼吸までスキャンしてくるような人が、
この時期だけやたら言う。
体、大丈夫?
無理すんなよ
困ったら言えよ
いや、誰だよ。。。
11月までのあなたと違いすぎて、社員の方が戸惑っている。
でもこれ、別に突然“人間的に成長した”わけじゃない。
ちゃんとしたメカニズムがある。
評価シーズンに左右される企業戦士
12月は評価シーズン。
上司たちは全員、社内でこっそり人柄ポイントの追い込み期間に入る。
だから急に優しくなる…と思われる。
優しさが“バージョンアップ”したわけではなく、
単に「加点稼ぎモード」に切り替わっているだけ。
そして、その優しさ。
だいたい1月10日くらいにアップデート期限が切れる。
心すること
社員のみなさん、心して欲しい。
優しさの温度は、その人の心の温度ではなく、
会社の評価システムの温度に左右されることがある。
12月にだけ優しくなる上司は、
雪より白い優しさではなく、
領収書みたいに薄い優しさを配って歩くのだ。
でも、そんな人間臭さを見つけると、
私は少しだけ安心。
みんな、完璧ではない。
そして、それでいい。
人間には“季節で変わる優しさ”ぐらいがちょうどいい。




