人生はロングショットで見るといい
ご注意ください
チホズスタジオの名前を語るなりすましが発生しています。
月間ルーツ・ブランディングラボ・月刊誌サイゾー等の企業と一切関わったことはありません。
他にも取材商法について記事を書いたこともありません。
尚、出版記事やイベント等については
マイベストプロのセミナーイベント告示や公式サイトにのみアップしています。
https://www.chihos.jp/genre/475/1.html
くれぐれも、開くことがないように気を付けてくださいね。
“3分でできることを3日放置する”
──その理由は「怠け」ではなく、れっきとした脳の仕様です
3分で終わるって分かってるのに、
なぜか手がつかないんです…
こういった話は産業カウンセリングの際に多く聞く声。
ご安心ください。
あなたが怠けているわけではありません。
脳の仕組みが、むしろ正しく働いている証拠です。
3分タスクなのに重く感じるのは、脳が“切り替えの壁”をつくる
実は、3分タスクなのに重く感じるのは仕方ない。
理由は脳が“切り替えの壁”をつくるからこその話。
たとえば──
郵便物の封を切るだけ。
書類を1枚スキャンするだけ。
メールを1通返すだけ。
なのに、なぜか体が動かない。
この現象、実は科学的に説明できます。
人間の脳には「実行機能」と呼ばれる、
“行動を切り替える司令塔”があります。
そしてこの司令塔、非常に脳内物質の燃費が悪い。
つまり、
作業そのものより「取りかかる」ほうが圧倒的にしんどいのです。
脳にとっては、
3分タスクも30分タスクも、
「よし、やるぞ」と決めるまでの負荷はほぼ同じ。
そりゃ、後回しにしたくなります。
“あとでいいや”は、脳の自然なストレス回避反応
タスクを後回しにする時、
私たちはよくこう思います。
まあ、あとでいいか。
この“あとでいいか”は、
脳がストレスを避けたい時に押す回避スイッチ。
脳は常に省エネを目指しているので、
ちょっとでも負荷を感じると
そっと別の方向にあなたを誘導してきます。
気づいたら意味不明に冷蔵庫開けてるのも、だいたいこれ。
謎の“突然やる気スイッチ”の正体
そして面白いのは、この後。
3日ほど放置したあと──
ある瞬間、急にスイッチが入って、
3分どころか1分で終わらせることがあります。
この謎の現象、
心理学では「閾値(いきち)」と呼ばれます。
放置している間に、
心の中で“罪悪感”や“気持ち悪さ”が少しずつ蓄積し、
それが一定ラインを超えると、
「もう今やった方が楽だわ!!」
となって突然動けるようになるんです。
あれは精神力ではなく、
脳の許容量がオーバーしただけ。
むしろ正常です。
あなたは怠けていない
つまり、あなたは怠けていない。
問題なのは“性格”ではなく“エネルギー管理”
3分タスクを後回しにするのは、
やる気がないからではありません。
脳が今は“切り替え”に使えるエネルギーがないと判断しただけ。
これを理解しているだけで、
“できない自分”を責めるループから抜けられます。
今日からできる、脳に優しいタスクの始め方
ということで理由がわかったら対策もできるのです。
今日からできそうな脳に優しいタスクの始め方3つを紹介しますね。
① タスクを「粉々に」分ける
・封筒を“開けるだけ”
・メールは“件名を読むだけ”
最初の負荷を極限まで小さくします。
② “一歩だけ”をやる
「机に書類を置く」
「アプリを開く」
このレベルでOK。
入口が軽いほど脳は動きます。
③ “取りかかり”に成功したら、勝ち
作業の中身が重くても、
取りかかった瞬間から脳の負担は一気に下がります。
最も辛いのは“最初の3秒”です。
あなたは怠けているわけじゃない
ということで、あなたは怠けているわけじゃないというのはおわかりですね。
単に、脳がエネルギー不足に陥っているだけ。
そして、脳があなたを守ろうとしているだけでした。
だからこそ「3分でできるのに…」と落ち込む必要はありません。
脳の処理能力が追い付いていないだけ。
リフレッシュ充電ができれば、いつだってあなたの味方です。
その仕組みを知り、
“自分の扱い方”が分かってくると、
日々のタスクは驚くほど軽くなります。
消化不良気味の場合は産業カウンセリングが効果的ですよ。




