産業カウンセリングがもたらす光―悩みの中での孤独感を打破しよう
「はい番号札どうぞ〜」
もし人生にそんなサービスがあるなら、
私も真っ先に並びます。
でも残念ながら、
人生は市役所じゃありません。
番号札も、呼び出しアナウンスも、
「ただいま○番の方〜」も存在しません。
けれど、この“市役所方式”で生きている人は本当に多いんです。
人の良いところはよく見えるのに…
自分の“悪いところ探し”だけは国家資格レベル
産業カウンセリングでも職場の現場でも、こんな声をよく聞きます。
私なんてまだまだ…
始めても失敗するだけです
もっとちゃんと準備してから…
不思議ですよね。
人の長所はすぐ見つかるのに、
自分の長所は“難解な間違い探し”並みに見つからない。
そのくせ、
自分の欠点だけはサーチライトで照らす。
これは立派な「失敗回避のクセ」。
言い換えると、
完璧主義の着ぐるみを着た“自信のなさ” です。
会社でも起きている“順番待ちの罠”
働く現場にもよくあります。
残業までしてタスクを完璧にこなす
真面目で、責任感があって、手を抜かない
でも給料も評価も上がらない
そして言う「私の番がまだ来てないだけで…」
これ、違います。
評価は「待ってる人」に来ない。
動いた人を追いかけて来る。
これまで5万人以上の方と向き合ってきましたが、
この法則はほぼ99.9%の例外なしです。
チャンスは宅配ではない
「ピンポーン チャンスのお届けでーす」
…来ません。
動いた人を見つけて、
まるで犬が飼い主を追いかけるみたいについてくるのがチャンス。
だから、
「機会が欲しい」と言いながら動かないのは、
“カギを持たずに玄関の前で家が開くのを待つ”のと同じです。
最初からうまくいく人なんて、都市伝説
私は長年、人材育成と業務改善に関わってきましたが、
最初から完璧にできた人を一度も見たことがありません。
成功してる人はただ、
「とりあえず始めた」
「やりながら上手くなった」
「迷いながら進んだ」
この3つを続けただけ。
“番が来たから始めた”のではなく、
“始めた瞬間に番が来るようになった”
それだけなんです。
では、どうすれば “自分の番” になるのか?
今日からできる、専門家としての処方箋はこの3つ
「やってみたかったこと」を3つ書く
大きくなくていい。“心の声”をすくう練習。
今日5分だけ行動する
検索する、資料を読む、問い合わせる。
5分で十分です。
その5分は偉大です。
自分にこう言ってあげる
「失敗は、経験の試食会」
気に入ったら採用すればいいだけ。
最後に
あなたの番は、誰も呼ばない。
だけど──今日、あなたが決めれば始まる。
人生に番号札はありません。
待つよりも、カウンターに歩いていく方がずっと早い。
そしてその歩みは、
必ずあなたの未来を迎えに行きます。
さあ、今日の5分で“あなたの番”をつくりましょう。




