「どうってことない」と強がるあなたへ—本当の気持ちに寄り添って
産業カウンセリング初めての人あるある
話すのが苦手なんです
そんなふうに言う方に、これまで何度も出会ってきました。
でも、そういう方ほど、誰かの話を聞いているときに
ふと、こんな言葉をこぼすことがあります。
あ、その気持ち、わかるかも
私も、似たようなことがあって…
そう。
自分の話をするのが苦手でも、
誰かの話を“聞いているとき”に、自分のことが見えてくることがあるんです。
対話するってことは色々な形がある
対話って、キャッチボールみたいに言葉を投げ合うだけじゃなくて、
ときには“となりに並んで、同じ景色を見つめる”ようなもの。
話すことより、聞くことから始まる時間も、ちゃんと意味があります。
たとえば——
私はこういうとき、つい我慢しちゃうんです
という話を聞いて、
あ、それって我慢しているっていうんだ。
それなら私も同じ。
我慢してばっかりかも
と、自分のクセに気づく。
あるいは、
最近、疲れてるって言えなくて
という言葉に、
「私も、そうかも」と、心の中でうなずく
そんなふうに、誰かの言葉が、自分の鏡になることがあります。
沈黙も対話の一つ
ちなみに私は、
「話すのが得意そうに見える」と言われることがある。
けれど、実は“聞いてるときのほうが、安心してる”タイプです。
σ( ̄∇ ̄; )
だから、沈黙もけっこう好きです。
話すのが苦手でも、大丈夫。
聞くことから始まる対話も、ちゃんとあります。
そしてその中に、あなた自身の声が、ちゃんと響いています。




