「面倒くさい」の正体

鎌田千穂

鎌田千穂

テーマ:心のあり方のヒント

タイトル

「面倒くさい」って言いつつ先延ばし

―先延ばしの裏にある不安に気づいたときの話―

なんとなく後回しにしてしまう

なんとなく後回しにしてしまうときに出てくるセリフ

面倒くさいから、あとでやる

そんなふうに言って、つい後回しにしてしまうことってありませんか?

忙しいから
気が乗らないから
やる気が起きないから
かったるいから

理由はいろいろあります。

ですが、理由が色々あるように見えてもその奥には、
もっと別の感情が隠れています。

先週の金曜日から今週までのセッションで、そんな場面が多々ありました。

隠されていた「面倒くさい」の言葉の奥の気持ち

話を聴いていくうちに
後回しのほとんどが、いきなりの完成形を想像していた。
完成形にするために「何処から手を付けていいかわからない」ということ。

断られたらどうしよう。
うまくできなかったらどうしよう。

そんな不安が、言葉にならないまま心の中に残っていて、
それが「面倒くさい」という言葉にすり替わっていたのです。

気にはなっている。
でも、行動に移せない。
その葛藤が、ずっと心の中で滞っていたようでした。

行動してみたら、大したことなかった

セッションのあと、思い切って先延ばしのことに取りかかったそうです。

すると、自分が創造していた事とは別の反応。
相手は、快く「いいですよ」と二つ返事で対応したそうで。
滞っていたことが、一気に片付いたとのことでした。

「なんだ、こんなことなら早くやっておけばよかった」

そう思えたのは、行動してみたからこそ得られた実感。

不安は、頭の中で膨らみ続けるものなんですよね。

まとめ

「面倒くさい」という言葉の裏には、
やったことがないことへの不安や、
失敗への恐れが隠れていることが多々あるようです。

それに気づけたとき、
行動のハードルは少しだけ下がります。

もし今、何かを後回しにしている自分に気づいたら、
「本当は何が気になっているんだろう」と、
少しだけ立ち止まってみても良いのではないですか?

行動してみたら、思っていたよりずっと簡単だった。
そんな経験が、次の一歩を軽くしてくれるんですよ。

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鎌田千穂
専門家

鎌田千穂(産業カウンセラー)

Chi-ho’s studio

組織課題を広い視野で捉え、主体性を持った思考と行動力、公私の均衡を図る自律型人材育成を行うこと。分析・統計による業務改善の解決策を示し、個人の悩みを解き放ち、企業の繁栄に繋げることが専門です。

鎌田千穂プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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