言葉の風速:今日のあなたは風速何メートル?

鎌田千穂

鎌田千穂

テーマ:心のあり方のヒント

備長たん

言葉の風速、ちょっと強すぎてませんか?

空気がピリつくのは、言葉のせいかも

「なんかこの場、風通し悪いな…」
「話してるだけなのに、疲れる…」
「誰も怒ってないのに、空気が張り詰めてる…」

そんなとき、実は言葉の風速が強すぎるのかもしれません。

今回は、言葉の“勢い”と“空気感”に注目して、
空間を吹き荒らす言葉 vs 空間を撫でる言葉について考えてみます。

言葉の風速って、どんな感じ?

風速が強いと、空気が動く。
言葉も同じで、勢い・速さ・圧力によって、場の空気が変わります。

強風系の言葉

  • 早くして
  • それ違う
  • なんでそうなるの

その言葉って一瞬で空間がピリつく。
心が縮こまる。
呼吸が浅くなる。

微風系の言葉

  • どう思う?
  • それもアリだね
  • ちょっと笑えるね

こういった言葉かけは空間がゆるむ。
呼吸が深くなる。
笑いが生まれる。

たまに現れるのが突風系

  • は?意味わかんない
  • それ、常識でしょ?
  • 考えたらわかるじゃん。
  • なんでわからないの

こういった言葉では一瞬で場が凍りますよねぇ。

風速100m級。
誰かの心がどこかへ飛ばされる。

「へ〜」ポイント:風速は、脳にも影響する

風速は、脳にも影響するもの。

  • 脳に影響をもたらすとココロの負荷は高まります。
  • 強い言葉を浴びると、交感神経が優位になり、脳が“戦闘モード”に入る
  • ゆるい言葉を受けると、副交感神経が働き、脳が“回復モード”になる
  • 早口・遮り・断定が多い場では、脳の処理負荷が上がる
  • ゆっくり・余白・共感がある場では、脳が“風通しのいい状態”になる


つまり、言葉の風速は空間の空気感だけでなく、脳のコンディションにも関係しているんです。

言葉の風速を調整するには?

  • 話すテンポをゆるめる → 風速が落ちて、空気が安定する
  • 相手の言葉に“間”を置く → 風が止まって、呼吸ができる
  • ユーモアを挟む → 風向きが変わって、空間が軽くなる
  • 「問いかける」言葉を使う → 風が循環して、場が動き出す


そうですねぇ。。。
言葉の気象管理というものでしょうか。

言葉の圧と同じくらい、心に風を吹かせることってできるものなんです。
それも、無意識で無自覚であればあるほど厄介。

まとめ:あなたの言葉、吹きすぎてませんか?

言葉は、風みたいに空間を動かす。
強すぎれば、誰かの心を吹き飛ばす。
弱すぎれば、何も動かない。

ですが、ちょうどいい風速の言葉は、人を動かし、空間を整える。
今日のあなたの言葉、何メートルで吹いてますか?
ちょっと風速、調整してみませんか?

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鎌田千穂
専門家

鎌田千穂(産業カウンセラー)

Chi-ho’s studio

組織課題を広い視野で捉え、主体性を持った思考と行動力、公私の均衡を図る自律型人材育成を行うこと。分析・統計による業務改善の解決策を示し、個人の悩みを解き放ち、企業の繁栄に繋げることが専門です。

鎌田千穂プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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