人生最大の滝汗とトイレDIYの悲喜こもごも

人生の中で、こんなに汗をかいた記憶はありません。
それも、全身から滴り落ちるレベルの滝汗。

服はずぶ濡れ、
頭にはバンダナ、
首にはタオルの襟巻き、
腕にはケガや汚れ防止の薄手のアームカバー。
短パンにスリッポン

軽装なのに、バンダナをしただけで、なぜか世良公則さまになった気分。

つい、ついとホウキ持って
「燃えろ良い女〜！夏子〜！」と口ずさんで、
「いや、誰が夏子やねん」
と自分にツッコミ入れながらの休憩タイム。

そう、これはトイレのDIYの話。
ただクッションフロアを貼るだけ──のはずだった。

“ただ貼るだけ”が、まさかの全身運動

始める前は「簡単そう」と思っていた。
動画ではサクッと貼って、サラッと完成。

…でも、実際は違ったわけで。
裏が粘着シートのタイプで、貼る前からすでに戦いは始まっていたのです。

位置を合わせるだけで汗だく。
ズレたら剥がして、また貼って。
養生シートにくっついてははがす。

そして、、、、、
…あ、クッションシート敗れた。
いや、これはクッションシートじゃなくて、薄手の壁紙でしょう。。。

しゃがんで、伸ばして、空気抜いて、またしゃがんで。
これ、DIYじゃなくてフィットネス。
全身運動の効果は全く感じられない残念さ。

動画の“できそう感”にハマりました

動画って、編集の力で「誰でもできる感」を演出してくるもの。
でも、現実は違うのです。

「簡単」って言葉、信じた私が甘かった。
あれはプロの手さばきと編集マジックの合わせ技。

実際にやってみると、
「これ、ほんとに素人向け？」と何度も心の中で叫ぶ。

といっても、妙に楽しいのも笑えます。
汗だくになりながら、
「これでいいのかな…」と、ちょっとずつ形になっていくのが嬉しい。

職人の大変さは、自分で経験しないとわからない。
できた仕上がりに文句を言うの程こそ簡単ですなぁ。
お金払っているんだからっていう気持ちっすら、驕りかもしれないと思う。

暑すぎて、水路を流れていきたい

作業の途中、あまりの暑さに「水路に流れたい…」と本気で思った。

ですが、そんな妄想すら笑えるくらい、
このDIYは私にとって“生きてる実感”をくれる時間にはなってます。

うまくいかないことも、予定外も、
笑いながら語れるって、なんだかいいなと思う。

最後に

DIYって、職人の凄さや恩恵に気付く。
そして、気が付かなかった配慮やできた達成感含めた発見もある。
そんな“この世界知らん事だらけ”の未熟な自分と向き合う時間でもあります。

汗だくで、ツッコミ入れながら、
「なんでこんなことしてるんだろう」と思いつつ、
それでも「やってよかった」と思える瞬間もあり。

そしてその体験は、きっと誰かの「やってみようかな」に繋がる。
それが、私の“問いかけ型・共感型”の発信スタイル？