福岡の偉人:福岡市 論理で抗う大西巨人

コミュニケーションの形は色々あるようです。
今回は、カタツムリのコミュニケーションについて。
カタツムリの恋
カタツムリの恋は、静かに始まる。
大きな声も、派手な動きもありません。
ただ、そっと近づいて、殻をこすり合わせる。
それはまるで、「ここにいるよ」と伝えるような、やさしい合図。
殻ごしのラブレター
カタツムリは、殻を通して相手と触れ合う。
殻の振動、温度、湿度──
言葉じゃない情報を、殻ごしに交換しているらしい。
人間界なら──
- 目が合っただけで通じる気がする瞬間
- 隣にいるだけで安心する関係
そんな“沈黙の中の共感”に当てはめて考えてみることができます。
恋矢という、ちょっと過激な愛のかたち
実はカタツムリ、恋をすると「恋矢(れんし)」という器官で相手を突く。
それは“交尾の成功率を高めるため”の行動らしいけど、なんとも激しい。
「好きだからこそ、ちゃんと届いてほしい」
そんな切実さの裏返し??
人間界なら──
- ちょっと強めに言ってしまう本音
- 伝え方が不器用でも、気持ちは本物
そんな“ぶつかりながらもつながりたい”ってところ??
触れ合うこと=わかり合おうとすること
殻をこすり合わせる。恋矢を放つ。
どちらも、カタツムリなりの
「わかりたい」「伝えたい」のかたち。
私たちもきっと、
- 言葉にならない気持ちを、表情や間で伝えてる
- 触れ合うことで、心の距離を測ってる
- “わかり合う”って、静かで、繊細で、でもとても力強い。
そっと近づいて、殻をこすり合わせる。
言葉がなくてもコミュニケーションの形は色々あるもの。
どうしても会話を求めてしまいがちなのは人間。
シンプルに伝えること。
シンプルに受け止めること。
意外とできないのは人間だから???
次回はいつにしようかなぁ…
カタツムリは“雌雄同体”。でも、ちゃんと相手を選ぶ。
Vol.11「カタツムリは性別を持たない。でも、恋は一方通行じゃない」
“どちらでもある”からこそ、“誰とでもいいわけじゃない”という選び方。
多様性と選択の話を、のろのろと紡いでみます。



