できない自分だけにフォーカスするのはなぜか?
「なんでこんなに納得できないんだろう?」って思うことって誰しもあるもの。
会議、雑談、SNSのコメント欄…どこにでも「納得できない!」は転がっています。
ですが、ちょっと待ってくださねい。
そもそも、納得って必要なんでしょうか?
心理学的に見ると、納得することには安心感や行動の後押しなどのメリットがあります。
とはいえ、時には「納得しないこと」こそ、成長や新しい視点を生むこともあるのです。
1. 納得の心理的な役割
① 安心感と自己肯定
納得できると、心理的に安定しやすくなります。
「これでいいんだ」と思えると、不安が軽減され、ストレスも減るんですね。
ですが、ここで問題なのは…納得できるまでが長い場合!!
「あ〜なるほど!」とスッキリできる日はいい。
ですが、そうじゃない日は「いや、なんか違うんだけど…?」と
モヤモヤの無限ループが始まります。
② 行動の動機づけ
納得できないと、なかなか動けない。
逆に、「納得した!」と思えれば、すぐに行動できる。
例えば、「この仕事、納得いかないな…」と思ったらやる気がダウンしがち。
ですが、「あ、こういう意味があるのか」と納得できると、意外とスムーズに進むことも。
ただし、納得を追い求めすぎると、
「納得探しの旅」に出て帰ってこられなくなるので要注意。
③ 対話の円滑化
「納得できない!」が続くと、対立が生まれやすい。
ですが、納得することで対話がスムーズに進みます。
例えば、会議で「それは違う!」と全否定するより、「なるほど、一理ある。他にもこんな視点もあるよね?」と言うほうが平和的。
ただし、「納得してるフリ」には気をつけましょう。
納得したフリをしながら「なんかモヤモヤするな…」と思ってると、後で爆発しがちです。
2. 納得しないことのメリット
これまで納得することのお話をしてきたところで、納得しないいことについて目を向けてみましょう。
視点を変えると納得しないことも意外と良い影響を持っています。
① 批判的思考を促す
「本当にこれでいいのか?」と考えることで、深い理解につながります。
納得しないことで新しい疑問が生まれ、それが知識になることも。
「なんか違う…」という考え方は成長の始まり!
② 新しい視点を得る
「納得できない!」がきっかけで、違うアプローチを見つけることもあります。
例えば、「この仕事のやり方、納得いかない…」と思ったら、それを改善するアイデアが出てくることも。
納得しないことが、新しい発見を生むもんです。
3. 納得をどう活かす?
納得することは大事だけど、納得できないことも活かせます。
例えば、こんな方法があります。
納得できない!をネタにする
納得できないことを考え続けるのではなく、「面白い視点だな!」と切り替える。
そのことで、新しいアイデアが生まれるかも。
納得できないからこそ、深く考える
納得できない瞬間こそ、いろんな視点を持つチャンス。
「本当にこれでいいの?」を繰り返す。
そのことで、より納得できる考え方が見えてくることも。
とはいえ、深く考えることを自己防衛のための活かし方に変えると不毛な戦いが始まります。
深く考えること≠自己防衛や承認欲求です。
独りよがりの思考ループにはご用心くださいね。
納得できなくても、とりあえずやってみる
時には、納得できないけれど、先ず動いてみる。
そのことで後からハッとして「なるほど!」と思うことも多々。
納得を待たずに動くのも一つの選択肢。
まとめ
「納得できる」ことは、安心や行動の後押しになる。
けれど、「納得しない」ことも新しい視点を生むチャンスになります。
結局、「納得って必要なの?」という問いの答えは…場合による!
これが一番納得いかない答えかも?笑
ですが、「納得できない!」をうまく活かすことで、
もっと柔軟な考え方ができるようになるもんです。




