集団心理と都市伝説:口裂け女の噂が広まる心理的メカニズム
チホズスタジオ
産業カウンセラーの鎌田千穂です。
福岡市でオンラインや訪問を中心としています。
事業内容は産業カウンセリング及びコンサルティングサービスです。
チホズ文字分析による、人材分析及び提案も行っています。
拒絶心から生まれる不安は抱え込みやすい
これまで5千人を超える産業カウンセリングをしていると傾向が見られます。
中でも多いのは下記の内容。
前向きだったら良いことぐらい頭ではわかっている。
だけど、私にはどうせ無理。
他の人みたいなすごい才能なんて私にはない。
周りの人がすごい人みたいに見えてしょうがない。
そんなことを考えると余計に悲しくなる。
恵まれた環境にいる人が羨ましい。
皆さんの中にもそんな気持ちを抱えることってありませんか?
こんなときは、人と比較して焦っている時やうまくいきたい向上心が高ければ高いほど生まれやすい心理です。
できないことを探すと、次第に「難しい、できない」という否定や拒絶心が増えていきます。
そして、不安を養いがちになります。
今回は、気になってしょうがない不安を手放せることを書きますね。
不安で自分を追い立てている思考から抜け出すための具体的な7つのステップ。
実生活のなかでお試しくださいませ。
ステップ1: ネガティブな気持ちも悪くない
自分に優しくしてみる
「ネガティブに考えてしまう自分もOK」と自分を丸ごと受け入れてみましょう。
仕事でミスをしてしまった時には「またやってしまった」と落ち込まなくていい。
「大丈夫、失敗も成長の一部」と捉えることは基本的なこと。
よくあることは、周囲の人は自分が思っているほど厳しくダメ出しをしていない。
逆に、暖かく見守ってくれている場合のほうが多い。
失敗を強く厳しくするのは自分自身。
だからこそ「今は辛いけど、これも経験の一つ」と優しく声をかけてみてください。
もし、自分で言えないなら私が伝えます。
「大丈夫!次は上手くいくから。」
ステップ2: 第三者の目で自分を見つめる
客観的に自分を励ます
自分に厳しくなりがちな時は、友達の悩みとして考えてみるとスッキリしやすい。
友人が同じような状況に陥った時、あなたはどんな声をかけていますか?
「それは辛かったね」
「大丈夫、私も上手くいかないことあるから。」
「私もそんなときあるんだ。わかるよ」
そんな風に声をかけていませんか?
そういった気持ちで、自分にも同じように優しい言葉をかけてあげてください。
ステップ3: 気分転換アイテムを活用する
気分を上げてやる気を取り戻す
好きな音楽を聴いたり、お気に入りの写真を見たりして気分転換を図りましょう。
好きなアーティストのコンサート映像を見ることで、幸せな気持ちに浸れることも。
散歩や軽い運動、一人カラオケで踊りながら歌うことも効果的。
気持ちをリフレッシュするのに役立ちます。
ステップ4: 産業カウンセラーと話す
心の重荷を軽くする
モヤモヤした感情は一人で抱え込まないこと。
産業カウンセラーに話してみましょう。
他愛もないことだったら親しみやすいカフェの店員さんなどで十分事足りる。
ですが、仕事のことや個人情報など詳しいことは軽々しく話すことができません。
話すことで情報漏洩の危険だって背中合わせです。
だからこそ、産業カウンセラーに話を聴いてもらうこと。
守秘義務があって利害関係がない人に話を聞いてもらうことが大事。
心理学的手法をもとにした対応があるからこそ、終わった後は気持ちが晴れて心が軽くなります。
一人で抱え込まず、心の支えを持つことが大切です。
ステップ5: アドバイスを前向きに受け取る
成長のチャンスに変える
アドバイスを受けるときは「自分のために言ってくれている」と客観的に捉えるとGOOD。
ただし、あくまでも「客観的」という視点をもつことが前提。
職場で上司からフィードバックを受けた際、「私の成長をサポートしてくれている」と考えることで、肯定的に受け入れられます。
ですが、「私の成長をサポートしてくれているんだから・・・。」と、自分に言い聞かせるような状況だったら、それは無理を自分に強いることになるので逆効果。
感情が自分を支配しているので、前向きに取ることは厳しいもの。
そんなときは産業カウンセリングの出番。
組織の中で成長するチャンスと腑に落ちるために足を運ぶことが大切。
ステップ6: 攻撃的な気持ちを見つめ直す
怒りの背後にあるものを理解
仕事でトラブルがあった時など、怒りの感情にとらわれたら「何が自分をこんなに怒らせているのか」と内省してみましょう。
同僚の些細なミスに過剰に反応してしまう場合などがいい例。
「自分は本当にその人に対して怒っているのか、それとも他の何かが原因か」を考えてみるといいですよ。
感情の原因を理解することで、より建設的に対処が可能になります。
とはいえ、はじめのうちは1人では厳しいものです。
なんせ、感情のスイッチは自暴自棄にもなりやすく、理解すればするほど抜け出せないほど沼る。
そういったとき程こそ、自己流は危険です。
専門家の力を借りる勇気を持ってくださいね。
ステップ7: 拒絶心から生まれる否定的な考えと不安に対処する
拒絶の恐怖を解いていく
拒絶されることへの恐怖は、多くの否定的な考えや不安の原因に。
「自分は十分じゃない」と感じることからくる不安を持っていませんか?
そうした場合、自分の価値を再確認するために、過去の成功体験を振り返ること。
「以前に困難を乗り越えた経験」を思い出すことで、自信を取り戻すことができます。
また、失敗を恐れずに新しいことに挑戦する。
そのことで、拒絶の恐怖を自分の味方にする力を養うことができます。
終わりに
気になってしょうがない不安を手放すため7つのステップ。
実生活で実践することで、心が軽くなり、毎日がもっと楽しくなるためのひと手間。
自分への投資をすることで、後悔するような出来事に見舞われることが圧倒的に少なくなる。
そして、回復に時間をかけなくて済むことも大事。
ぜひ、今日から一つからでもいいのでトライしてくださいませ。
あなたの明日も明後日も、かけがえのない素晴らしい一日になりますように。