職場の人間関係:声を挙げられないと感じたときに
チホズスタジオ
産業カウンセラーの鎌田千穂です。
福岡市でオンラインや訪問を中心としています。
事業内容は産業カウンセリング及びコンサルティングサービスです。
チホズ文字分析による、人材分析及び提案も行っています。
他人の期待に応えすぎない
心のエネルギーを守るためには、他人を拒否する勇気が必要です。
他人を拒否することも角が立ったら人間関係でギクシャクする心配も。
だからこそ、他人を拒否するためにも経験が必要です。
自分の対応力を上げていくには、効果的なコミュニケーションを心がけるスキルアップが大切。
今回は、他人の期待に応えすぎてしまって心のエネルギーを消耗しないためのお話を。
日々の家事や仕事、育児に追われる中で、自分自身のための時間やエネルギーを守ることがどれほど大切か考える時間をとっていますか?
毎日の忙しさの中で、心のエネルギーが消耗してしまうのを感じている間は、自分を調整することができるから何とかできる。
毎日の忙しさの中で、心のエネルギーが消耗してしまっていることを見ぬふりして、大丈夫、もっとできるくらいに追い込み始めることはよろしくない。
他人を拒否することの大切さ
他人の期待や要求に応え続けることは、非常にストレスフル。
職場での上司の指示が理不尽に感じるとき
友人からの頼みごとを断れずに引き受けてしまうとき
あのとき、こうしておけばよかったと悔や無ことが続くとき
色々と考えはあれども、とらわれてしまうことで自分の時間やエネルギーがどんどん奪われてしまいます。
とらわれたら最後。
自分自身のやるべきことに集中できなくなり、心のエネルギーが枯渇してゆくことに歯止めが効かなくなってしまいます。
だからこそ、誰かに止めてもらわないと止めることができない状況を作らないこと。
モヤモヤ、イライラ、気になってしょうがないというときに先手を打つ。
心のエネルギーが消耗してしまうのを感じているときに、産業カウンセリングに足を運ばれてくださいね。
他人を拒否することで得られるもの
他人を拒否することは、自己防衛の一環として大事なこと。
自分の限界を知り、無理な要求には「ノー」と言うことで、心のエネルギーを守ることができます。
自分自身のために時間とエネルギーを使うこと。
そのことで、より充実した毎日を過ごすことができると心得ておいてくださいね。
拒否するための具体的な方法
明確な境界線を引く
自分の限界や優先事項を明確にし、それを他人に伝えることが大切。
「今週は忙しいので、来週にお願いできますか?」という具合に、具体的な代替案を提案。
そのことで、相手も理解しやすくなります。
シンプルに「ノー」と言う
断る理由を長々と説明する必要はありません。
シンプルに「今は無理です」と言うことで、相手も察してくれます。
理由をつけずに断ることは、自己防衛の一環として大人の嗜みです。
感謝の気持ちを伝える
断る際には、感謝の気持ちを伝えることで、相手の気持ちを和らげることができます。
「ご提案ありがとう、残念だけど、今回は遠慮します。」と伝えることなど。
相手に対しても、がっかりさせずに、次も声をかけてくださいます。
練習をする
拒否することが苦手な人は、日常的に小さなことで練習するといいですよ。
産業カウンセリングを受けて経験の幅を増やして、伝え方や相手との関わり合い方のスキルアップをしましょう。
次第に、自信をつけることができます。
効果的なコミュニケーションに意識を向ける
人間関係は正確な情報を正確に共有することがカギ。
何を伝えたかではなく、何が伝わっているかを重視しましょう。
「何度言ったらわかるの?」と思うときこそ、自分の伝え方が相手に合っていない証拠。
そして、あなたが伝えたいことが相手に伝わっていないことのほうが遥かに多い。
だからこそ、何が伝わったかをきちんと確認することが大切なのです。
まとめ
他人を拒否するのを見極めること。
「嫌な人だって思われたくない」と考えて、本当は嫌だと思っていることを避けていることは、心のエネルギー泥棒の一形態。
とはいえ、メンタルをタフにできるわけでもない。
そんなときは、明確な境界線を引き、シンプルに「ノー」と言い、感謝の気持ちを伝え、練習をする。
そのことで、「断る」ことのスキルアップをはかるといいですよ。
効果的なコミュニケーションの勘違いを修正して行動を変容していく。
そんな小さな積み重ねが、あなたの心を軽くし、より良い関係を築くことに繋がります。
何を伝えたかったではなく何が伝わったか ショート動画
https://youtube.com/shorts/nulPQPJo44c