他人に変わって欲しいと望む感情や悩みを消化する方法 シリーズ2/6
チホズスタジオ
産業カウンセラーの鎌田千穂です。
福岡市でオンラインや訪問を中心としています。
事業内容は産業カウンセリング及びコンサルティングサービスです。
チホズ文字分析による、人材分析及び提案も行っています。
休みなしに働いていることに気がついていますか?
心のエネルギー泥棒のトラップは、色んなところに潜んでいます。
まるで吸血鬼のように気力を吸い取る出来事も影を潜めている。
日常の生活の中で、私達は気が付かないうちにやる気やエネルギーを奪う地帯に足を踏み入れているのです。
今回のテーマは、「休みなしに働いていること」について。
知らず知らずのうちに、私たちは休むことを忘れ、心のエネルギーを消耗させてしまっていることに目を向けましょう。
休みなしに働くことに起因する心のエネルギーに与える影響
休まずに働き続けると、心のエネルギーがどんどん消耗していきます。
特別な活動ではなくても、日々の決まり切った行動は私たちの心のエネルギーを消耗させるもの。
適度な変化や全く違った日常を通じた休息を取り損なうと、疲労が蓄積し、ストレスや不安は際限なく増していきます。
といっても、「休み」という捉え方のズレがある方も多いのではないでしょうか。
身体を休めることを「休み」だと勘違いしないでくださいね。
本当の休みとは、身体が持つ本来のリズムを取り戻すこと
朝日に起こされ、日が沈み夜の帳が降りる頃に眠くなる。
こんなシンプルな人間本来のリズムです。
ですが、世の中は様々なサービスが増えました。
夜の室内は明るく過ごせ、遮光カーテンなどスグレモノのお陰で朝日が登っても室内は真っ暗。
気がつくと、人間本来のリズムは戸惑うばかり。
例えば淡水魚を海水にいきなり放つと体内の水分が海水に逃げることで淡水魚は海では生きていけない。
逆も然りで、海にすんでいる魚を淡水の中へ入れると、淡水は塩分濃度の濃い魚の体内へ入っていくため、魚の体は膨脹してしまい、やはり死んでしまいます。
ですが、じわじわと塩分濃度を調整していくと淡水魚だろうと海水魚だろうと順応して生きていける。
ですが、身体本来の使い方を訓練で順応させるよう慣らしただけ。
身体の本来の機能ではないことで、身体は否応無しの試練にさらされている。
人間もこれと同じようなことになっているのではないでしょうか?
休息の重要性
日常生活の中で、休息を取ることは大切。
休息は、心身の回復に欠かせないもの。
心の強張りや緊張をほぐすことで、ストレスや不安を軽減することができます。
また、心の休息を取り入れることで新たなエネルギーチャージ。
週の初めには、より効率的に仕事や活動に取り組むことができるように。
休息を取るために試したいこと
定期的な休憩を取る
なんだそんなことか、それくらい知っているよと言われそうです。
とはいえ、仕事や勉強の合間に、定期的に休憩を取ることは知っていても、本当に実践していない方の方が多いのでは?
その時の理由には
- 自分が休憩を取っていることを良く思われないのでは?
- みんなが忙しそうにしているので、自分だけだと避難を浴びそう。
- 休む暇があるんだから、仕事が楽だと思われて、今よりも仕事が増えそう。
というあなた自身の考え方こそが、あなたの心に休息を許さない。
だからこそ、誰に気兼ねすることもなく1時間に1回5分の休憩を取る。
家族の要求が多いところであれば家にいても心休まることはありません。
いっそのこと、ビジネスホテルや一人部屋。
家族と離れる時間などを意図的に作り、互いが干渉しない機会を設けることもイイですよ。
心の負荷が減ることで、心をリフレッシュすることができます。
趣味やリラックスする時間を設ける
仕事以外の時間には、自分の趣味やリラックスする時間を確保しましょう。
読書、音楽鑑賞、散歩など、自分が楽しいと思える活動を取り入れること。
心のエネルギーを回復させることができます。
意識することの一つに日常と逆転させること。
デスクワークが多いのでしたら運動を。
人と関わる仕事でしたら、有意義な一人の時間を設ける。
そんな、日常と違うことを取り入れることです。
適度な運動をする
運動は心身のリフレッシュに効果的。
軽い運動やストレッチを日常的に取り入れることで、心のエネルギーを保つことができます。
あと、ちょっと余談。
季節の変わり目は身体を痛めやすいとご存知ですか?
私が軽いぎっくり腰になったのは春先。
整骨院にいくと、私と同じような症状の方が連続で。
院長にお伺いすると、季節の変わり目はぎっくり腰や寝違いで新患が増えるそうです。
そのため、身体が冷えて強張りやすい時期です。
しっかりと柔軟性を高めて置かれてくださいね。
質の良い睡眠を確保する
十分な睡眠は、心のエネルギーを回復させるために欠かせません。
スマホはナイトモード設定にし、睡眠の邪魔をするブルーライトをカット
夜の室内の明るさは暖色系で暗めに設定。
遮光カーテンは、朝日がわかるように隙間を少し開けておく。
身体のリズムにあった生活を取り戻し、質の良い睡眠を確保するよう意識を向けましょう。
心のエネルギーを守る
心が休むコトを許さない気持ちこそ、休みなしに働き続けていることと同じ。
働くとは仕事のことだけを指していません。
あなたが、何らかの役割を担う状況を働くというのです。
ちょっと身体を休めようと座っても、
「明日のコトをどうしよう」
「あれ、やったかな?」
「これでだいじょうぶかな?」
という、不安や不満に溺れ、役割を担おうと頭も気持ちも休むことなく、エンジンフル回転でずっと働いています。
そんな自分を煽る気持ちこそが心のエネルギーを消耗させる。
何かしらの心の重みや影を作らぬように、全く違う環境に身を置きリセット。
そのことで心のエネルギーを守り、より充実した生活を送ることができるのです。
まとめ
休みなしに脳を働き続けさせることが心のエネルギー泥棒の一形態です。
これを防ぐためには、
- 定期的な休憩を取る
- 趣味やリラックスする時間を設ける
- 適度な運動をする
- 質の良い睡眠を確保する
といった方法をお試しあれ。
心のエネルギーを大切にし、充実した毎日を過ごす。
そのために、あなた自身が生み出す心のエネルギー泥棒に気がつくこと。
意識することで、セルフケアを始めること。
そして、あなた自身があなたの身を守りましょう。
本当に強い人は強そうには見えない ショート動画
https://youtube.com/shorts/bWzBDSyUrVg