コーチングとティーチング、どっちがウケがいい?
チホズスタジオ
産業カウンセラーの鎌田千穂です。
福岡市でオンラインや訪問を中心としています。
事業内容は産業カウンセリング及びコンサルティングサービスです。
チホズ文字分析による、人材分析及び提案も行っています。
前回の記事で紹介した認知の歪みの種類とその分類の中でお伝えした、認知の歪みの中で、今回は【極端な自己基準による歪み】の「白黒志向」について詳しくお伝えします。
白黒志向は、物事を極端に捉える思考パターン。
私たちの心に大きな影響を及ぼすことがあります。
では、さっそくユーモアを交えながら、このテーマを掘り下げてみましょう!
白黒志向とは?
白黒志向(全か無か思考)とは、物事を極端に捉える思考パターン。
何かが完璧でなければそれは完全に失敗だと感じること。
このような思考は、成功と失敗、善と悪など、二元的な視点で物事を判断することに繋がります。
どんなことなのかを例えて言うなら
仕事の評価だと・・・。
一度のミスで「自分はダメな社員だ」と感じてしまう。
まるで、書類のミスが見つかり指摘をうけただけで「この仕事は向いていない」と自分を責めるようなもの。
人間関係だと・・・。
友人が約束を守らなかったことで「もうこの人とは友達じゃない」と感じる。
まるで、お気に入りの映画を一緒に観なかっただけで「友情終了!」と決めつけるようなもの。
自己評価だと・・・。
ダイエットに失敗したことで「私は全く意志が弱い」と考えてしまう。
まるで、一回のチョコレートを食べただけで「もうダイエット失敗!」と決めつけるようなもの。
白黒志向がもたらす影響
白黒志向は、私たちの心に様々な影響を与えます。
具体的には以下のような影響があります
ストレスの増大
白黒志向は、ストレスを増大させる原因に。
職場での小さなミスを過度に自己批判してしまう。
そのことで、ストレスが増大し、仕事のパフォーマンスにも悪影響を及ぼします。
自尊心の低下
白黒志向により、自己評価が低くなることがあります。
何か一つの失敗を過剰に捉えることで、自分の価値を過小評価してしまいます。
そのことで自尊心が過度に低下することがあります。
人間関係の悪化
白黒志向は、人間関係にも悪影響を及ぼします。
友人や同僚のちょっとしたミスや行動を過度に批判することで、関係が悪化することも。
白黒志向を和らげるには
和らぐ調和が取れた視点を持つ
白黒志向を克服するためには、和らぐ調和が取れた視点を持つこと。
物事を極端に捉えるのではなく、中間の視点から見ることを心掛けるといいですよ。
例えば、「今日は少し失敗したけど、全体的には順調だ」と考えることが良い感じ。
ハートフルなセルフトーク
自分自身に対して愛を持って優しい言葉をかけることもいいですね。
例えば、「ミスは誰にでもある、次は〇〇してみるとうまくいくかも」と、次の行動基準を明確に保つことで、自己評価を高めることができます。
自分に「大丈夫、次はきっと成功するよ」と励ますような感覚です。
認知行動療法を取り入れる
チオズスタジオでは、認知行動療法を取り入れ、白黒志向に気づき、バランスの取れた考え方を養うサポートをしています。
認知行動療法を通じて、自分の思考パターンに気づき、視点を変えることで心を軽くすることができます。
まとめ
白黒志向は、私たちの心に大きな影響を及ぼす思考パターン。
ストレスや自尊心の低下、人間関係の悪化など、様々な影響があります。
ですが、和らぐ調和が取れた視点を持つことやハートフルなセルフトーク、認知行動療法の取り入れなどで、考え方の広がりから冷静な判断力の変化が生まれます。
次回のエピソードでは、【極端な自己基準による歪み】の「べき思考」について詳しく見ていきます。
お楽しみに!
極端な自己基準:白黒志向よ、さようなら ショート動画
https://youtu.be/Mu-bUPkip10