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認知の歪みの種類とその分類

鎌田千穂

鎌田千穂

テーマ:心のあり方のヒント

チホズスタジオ
産業カウンセラーの鎌田千穂です。
福岡市でオンラインや訪問を中心としています。
事業内容は産業カウンセリング及びコンサルティングサービスです。
チホズ文字分析による、人材分析及び提案も行っています。
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前回の記事「認知の歪みとは?序盤の解説とその重要性」では、認知の歪みについて解説しました。
今回は、認知の歪みを具体的に分類し、それぞれの歪みの種類について掘り下げます。
このシリーズでは、各種類の認知の歪みについて詳しく説明し、それぞれの対処法を紹介していきますね。
先ずは認知の歪み3分類から。

認知の歪みの分類

認知の歪みは大きく3つのカテゴリーに分けることができます:

【極端な自己基準による歪み】

白黒志向(全か無か思考)

物事を極端に捉える思考。
すべてが完璧でなければ失敗と感じること。

べき思考

過度に理想や期待に囚われる思考。
「~すべき」「~しなければならない」と自分や他人に対して厳しい要求を持つこと。

【思い込みと偏見による歪み】

心のフィルター

自分の好きな情報だけを受け取ること。
特に否定的な情報だけを強調しやすく、良い情報には関心がない。
大抵は、良い情報は無視をしている。

マイナス化思考

物事の否定的な側面ばかりを見てしまう思考。
否定的な側面ばかりが全てと思い込んでしまう傾向。

拡大解釈と過小評価

ポジティブな出来事を過小評価し、ネガティブな出来事を拡大解釈すること。
とにかく偏見に溺れやすく、悲観的になる要素を探してくることを率先して行う。

レッテル貼り

一つの出来事を元に自分や他人に対してネガティブなレッテルを貼ること。
全く出来事が違うのに同じだと決めつけやすい。

【過剰な推測と判断の歪み】

過度の一般化

一つの出来事を元に全体を判断する思考。
「一度失敗したから、もう何も上手くいかない」と考えること。

結論の飛躍

十分な証拠がないのに決定的な結論に飛びつく思考。
特に被害妄想が強くでてくることで、勝手に壮大なコトを妄想して苦しくなる。

感情的決めつけ

自分の感情を真実として受け入れる思考パターン。
他人の意見はすべて間違っていると考え、自分が正しいと矯正して押し付けてくる。

自己関連付け

他人の行動や出来事を自分と関連付けて考える思考。
自分ではどうすることも出来ないことさえも、自分が悪いと考えてしまう。

今後のシリーズにて

このシリーズでは、上記の認知の歪みについて一つ一つ詳しく解説していきます。
それぞれの歪みがどのように日常に影響を与えるのか。
そして、その対処方法について具体的に紹介していきます。

次回のエピソードは【極端な自己基準による歪み】の「白黒志向」について掘り下げていきます。
楽しみにしてくださいね!

まとめ

認知の歪みは誰にでも起こり得るものです。
それも無意識に生み出されているから気が付きません。

気が付かないままに、自分の思考による感情が増幅されて判断することで、許せない気持ちや不安になることなど含めて、その影響は心身の健康や日常生活に大きな影響を及ぼすことが多々。

各種類の認知の歪みを理解し、適切に対処することで、心の健康を保つことができます。
次回からは、それぞれの認知の歪みについて詳しく見ていきましょう。

ミニマムスキルは付き合い上手 ショート動画
https://youtu.be/QkWKOoPTToQ


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専門家

鎌田千穂(産業カウンセラー)

Chi-ho’s studio

組織課題を広い視野で捉え、主体性を持った思考と行動力、公私の均衡を図る自律型人材育成を行うこと。分析・統計による業務改善の解決策を示し、個人の悩みを解き放ち、企業の繁栄に繋げることが専門です。

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