日ごろの行いは自分に返ってくる
チホズスタジオ
産業カウンセラーの鎌田千穂です。
福岡市でオンラインや訪問を中心としています。
事業内容は産業カウンセリング及びコンサルティングサービスです。
チホズ文字分析による、人材分析及び提案も行っています。
“認知の歪み”という言葉を聞いたことがありますか?
職場復帰支援プログラムの中は知られている言葉です。
この記事では、“認知の歪み”についてわかりやすく解説し、その重要性を深掘ります。
とはいえ、認知の歪みってなに?から始まりますよね。
そうですねぇ、感覚で言えば、まるで眼鏡が曇っているようなモノでしょうか。
もしくは、サングラスをかけて物事を捉えているかのような感覚です。
それでは、心の曇りを晴らしてみましょう!
認知の歪みとは?
“認知の歪み”とは、考え方の癖にとらわれて物事を解釈し、他の解釈をすることが難しくなっている状態を指します。
以下のような考え方がその一例です。
うまくいっても悪いところが気になってしまう
・・・そうですねぇ、パーフェクトなパフェの上に、唯一乗っている「さくらんぼ」だけをみて、全てがダメなように思えたり、嫌うようなものかなぁ。
失敗したから、これからもずっとうまくいかない
・・・まるで、一度の転倒ぐらいで、一生自転車に乗れないと思うような心境もその一つ。
自分のせいで迷惑をかけたように思う
・・・どんなものかというと、電車が止まったことは、自分が出かけに〇〇を取りに行ったからだと、何でも自分のせいにするような感覚ですかねぇ。
こんな風に考えてしまい、気持ちが落ち込むなど精神状況に影響し、長く続く場合は問題。
一過性だったら笑い話でも長くなれば深刻です。
それが“認知の歪み”が生じていると思っても間違いありません。
認知の歪みは誰にでも起こる
“認知の歪み”自体は悪いものではなく、誰にでもあるもの。
ですが、歪みが強いと自分を苦しめ、心の健康を損なってしまうことも。
一過性だったら笑い話いなることなのに、長くなればなるほど深刻な問題を引き起こします。
チオズスタジオの取り組み
チオズスタジオでは、捉え方のレパートリーを増やすことに力を入れ、心理的手法を取り入れています。
私たちは、“認知の歪み”に気づき、様々な視点から物事を捉える力を養うことに力を入れています。
個人のペースに合わせて体得できるよう、楽しみながら繰り返し発想を広げていくトレーニングを行います。
大抵の方は、
へぇ~、そんな事があるんだと気が付きました!
もやもや感がスッキリする。
やってみるとわかることが多いと自覚できました。
自分のことを自分自身が全くわかってないもんだなぁと思った。
人生を損していた気がします。
などのような、喜ばれるお声が多いことも特徴です。
現在までに調子を取り戻している方は5000人を超えています。
心の健康を保ちながら、より良い生活を送るため「心のもやもや」が生まれているときに始めると短期間で終了していく方が多いです。
認知の歪みの種類と対処方法
デビッド・D・バーンズによると、“認知の歪み”には以下のようなパターンがあります。
- 全か無か思考
- 過度の一般化
- 心のフィルター
- マイナス化思考
- 結論の飛躍
- 拡大解釈&過小評価
- 感情的決めつけ
- すべき思考
- レッテル貼り
- 個人化
今後のシリーズにて
明日からのブログでは、これからシリーズとしてそれぞれの“認知の歪み”について詳しく解説していきます。
それぞれの“認知の歪み”がどのように日常に影響を与えるのか、そしてその対処方法について具体的に紹介していきます。
次回のエピソードは「全か無か思考」について掘り下げていきます。楽しみにしてくださいね!
まとめ
“認知の歪み”は誰にでも起こり得るもの。
とはいえ、その影響は心身の健康や日常生活に大きな影響を及ぼすことが多々。
厄介なのは、“認知の歪み”は「捉え方のクセ」の影響。
そのことから、自分ひとりではどうにもならないものなのです。
産業カウンセリングの取り組みを通じて、“認知の歪み”に気づき、捉え方のレパートリーを増やしてきましょう。
次回からは、それぞれの“認知の歪み”について詳しく見ていきましょう。
曇った心のレンズを磨く ショート動画
https://youtu.be/WAvbiq5XiDk