仕事をしてもらいたいのか、作業をさせたいのか
チホズスタジオ
産業カウンセラーの鎌田千穂です。
福岡市でオンラインや訪問を中心としています。
事業内容は産業カウンセリング及びコンサルティングサービスです。
チホズ文字分析による、人材分析及び提案も行っています。
序章: 好奇心と達成欲求とは?
好奇心は、私たちが新しいことを探求し、成長するための原動力。
一方、達成欲求は、具体的な目標を達成することで得られる満足感を求める欲望。
今回は、好奇心が達成欲求とどのように組み合わさるとどうなるかを深堀って見ます。
好奇心が達成欲求を刺激する
好奇心が達成欲求を刺激することで、私たちは新しい目標に向かって積極的に挑戦する意欲を持つようになります。
好奇心によって生まれた興味や関心が、具体的な目標達成への道を切り開きます。
御本人の許可をもらってお名前は仮称で、事例の一つとしてざっくりと上げますね。
由美さんの事例
ご相談のときは
「社会貢献の必要性を強く感じる。だけど一生懸命にやればやるほど身体が一つでは足りない」という話から始まりました。
ここには、地域社会に貢献したいという好奇心。
地域ボランティア活動に参加することで、捉え方が広がったようです。
その結果、多くの人々と出会い、視野が広がることで色々な角度から達成感を得られています。
積極的で建設的な事例
由美さんは、地域の清掃活動に参加し、毎週末に公園や街を掃除することにしました。
彼女の好奇心が達成欲求を刺激し、周囲の人々から感謝されています。
そのことで、自分の行動が地域社会にポジティブな影響を与えていることを実感。
さらに、由美さんは他のボランティアとも親しくなり、新たな友人関係を築くことができました。
心模様
由美さんの心には、喜びと満足感が広がりました。
地域社会からの感謝と自身の成長に対する誇りが、彼女の心を温かくやりがいを感じていました。
打ち消すような事例
ですが、由美さんはボランティア活動に夢中になるあまり、家族との時間が減ってしまうことが続きます。
また、本業の仕事の方へ関心が薄くなりがち。
スケジュールを落とすことが出てきてしまうことも。
その結果、両立することへのストレスを感じてしまった。
心模様
由美さんの心には、罪悪感と失望感が広がりました。
家庭や職場でのバランスを取れなかったことで、自己評価が低下。
自分自身を責める気持ちが強まりました。
産業カウンセリングとコンサルティング
自責の念から、自己否定スイッチが入ってしまい、悲劇の主人公に溺れてしまっていました。
この自己否定スイッチは一度入ると厄介で自分らしさを失ってしまいます。
更に、相手の気配りや思いやり、協力体制すらも全力で拒絶し、破壊エネルギが発動します。
取り乱しやすく、正常な判断は厳しいこともあり、じっくり話を伺い固まった心を解くことから始まります。
月2回のセッションを通じて心理学的手法を取り入れつつ3年間ほどでセフルコントロールが上手になりました。
現在は、もやもやした感情が発動したときに産業カウンセリング予約の連絡が来る程度に落ち着いています。
結論: 好奇心と達成欲求のバランス
好奇心と達成欲求は、私たちが新しいことに挑戦し、成長するための強力な組み合わせ。
ですが、調和を図ることってとても大事なこと。
どうしても過度に一方に偏ってしまいがちなことは良くあるのです。
両方の欲求を適切に満たすことで、持続的な成長と満足感を得ることができます。
社会貢献を通じて得られる喜びと達成感を否定してはいけません。
私たちの心を豊かにし、地域社会にもポジティブな影響をもたらしていくために、自分のやりたいことをやるためには周囲の人との協力や理解って大事なんですよね。
好奇心と達成欲求ショート動画
https://youtu.be/iBbqDy1VwNU