他人に変わって欲しいと望む感情や悩みを消化する方法 シリーズ2/6
チホズスタジオ
産業カウンセラーの鎌田千穂です。
福岡市でオンラインや訪問を中心としています。
事業内容は産業カウンセリング及びコンサルティングサービスです。
チホズ文字分析による、人材分析及び提案も行っています。
目次
伝え方が生む影響と違い
コミュニケーションには、様々な「伝え方」があります。
各々の方法には、それぞれ独自の力があり、時には驚くほどの影響を与えることも。
今回は、その違いに焦点を当ててみましょう。
真のプロフェッショナル:複雑なものをシンプルに見せる達人
真のプロフェッショナルの伝達力は、複雑なことでも簡単に見せる天才。
彼らの言葉を聞くと、まるで「朝のコーヒーを淹れる」ような感覚に陥る。
そうだそうだと頷くことで「これくらいなら余裕だな」と思わせるのです。
実際に挑戦してみると…。
「あれ?こんなに難しかったっけ?」と冷や汗をかく羽目になることも。
プロの巧みな話術には、まさに勘違いしてしまう力もある。
その反面、自分の勝手な思い込みによる心のブロックを崩すこともできる力も。
そのおかげで、実際にやってみようと思うことで、これまでの自分だったら手に入れられないほどの大きなチャンスを掴むことができるのです。
素人:やる気をそぎ落とす言葉の巧妙さ
対照的に、素人という伝達のプロは、やる気をすっかり削いでしまう才能がある。
「これ、できるよね?」という一言でさえ、素人という伝達のプロの手にかかると「いや、無理かも…」と感じさせてしまう。
彼らの言葉の選び方には、一種の不安感を引き起こす特殊能力が隠れています。
素人という伝達のプロを例えていうなら、あの「ニモ」で有名になったクマノミ。
可愛さとは裏腹に 縄張り意識が強い。
その魚を水槽に入れると、仲間同士で喧嘩が始まるんです。
ですが、広い海に放してあげると生存本能に集中。
人も同じ。
狭いところにいると、マウントの取り合いが始まり、互いに傷つけ合う。
ですがその日本人が開拓民として海外に行くと異国の地で日本人が集まり村ができる。
驚くことに支え合い助け合って異文化の地で成功していく仕組みが育まれる。
素人という伝達のプロも、広い世界を知ると考え方もガラリと変わる。
そういったこともあり、自分が機会を損なわないことが大事ですね。
コンサル:問題を迷路に変える話術
コンサルは、簡単なことをわざと難解にして、自分たちの価値を高める術に長けている伝達力が高い。
まるでシンプルな問題にルービックキューブを追加するかのように、話を複雑にし、聞き手を混乱させるプロ。
たしかに、彼らの仕事が難しそうに見えた方が、高額のフィーも納得というものですかね?
物事の本質を捉え、方法を冷静に見極める力があると適正価格で取引ができるかと。
安易な値引きをする自分の行動も改めることが可能です。
マスコミ:恐怖で引きつける伝え方の達人
マスコミは、日常の出来事を大げさに取り上げ、煽ることで注意を引く威力ある伝達力がある。
例えば、「曇りの日」に対して「今日の天気は不安定で、外出するなら自己責任で!」なんていう報道もお手のもの。
見ていない人のために、連続して同じことを報道すれば、何度も視聴した人たち程こそ、恐怖に洗脳された集団の一丁上がり。
もちろん業界ではそんなつもりは一切ありません。
見ている自分の判断力による自己責任の賜物です。
そして、炎上さえも味方につけることも秀でて逞しい。
たかが曇り空、されど曇り空…恐怖を煽るのが彼らの十八番(おはこ)。
評論家:批判は得意、でも解決策はどこへ?
評論家は、結果が出た後に「それ見たことか!」と批判することにかけてはプロフェッショナル。
ですが、肝心の解決策については一切言及しないのが彼らの流儀。
「批判はするけど、解決は任せた!」というスタンス。
つい苦笑いがこぼれます。
出た結果に対して、「ほら見たことか」と予想していたように言う。
「自分だったら決して失敗はしませんよ」という素振りも朝飯前。
これを読んでいるみなさんも、気がついていますよね。
もしも、自分も同様に、出た結果を色々言ったとして、「じゃあどうすればいいの?」と伺うと、自分なりの考え方が言えない場合。
紛れもなくあなたも評論家です。
自分なりの解決策をもって実践を先にし、出た結果を検討する習慣があると伝達力にプラスされた人間力に深みと厚みが出てきますよ。
商売人:依存させることで成り立つビジネスモデル
商売人は、誰にでもできることを代わりにやることで、相手を依存させる伝達力のプロ。
「大丈夫、全部お任せください!」と甘い言葉で誘い、相手をしっかりと依存させるのが彼らの戦術。
社会的な役割を担っているビジネスであれば感謝もの。
ですが、次第に独自性を高めることに移行して、どうやったら沢山の利益を出せるかに力が入り始めるものです。
何も考えずに任せていたら、いつの間にか彼らなしでは生きられない状態に…なんてことになっていることも多いのでは?
なくても大丈夫という取捨選択を始める時期かもしれません。
結論:伝え方の選択はあなた次第
最後に、伝達のプロフェッショナルは、どの方法でも効果的に相手にメッセージを届けることができる存在。
彼らの言葉には、相手を鼓舞し、まるで「これ、簡単だからやってみよう!」と思わせる力があります。
そして、実際にやってみると「おや、意外と簡単だったな」と思えるかもしれません。
もちろん、難しいこともありますが、それも含めて楽しみましょう。
結局のところ、それぞれにそれぞれの伝え方の持ち味があるのです。
どの伝え方を選ぶかは、その場面や目的次第。あなたが伝えたいことをどう伝えるかは、あなたの選択です。
少しの笑いと皮肉を添えましたが、自分を顧み改める機会。
そんな自分のコミュニケーションを振り返り、発見を楽しめる心の力を育みましょう。
コンサルから商売人までの伝達力 ショート動画
https://youtube.com/shorts/1YnfoFDa3r0?feature=share