優しい人が抱える悩み:依存体質の人々との関係 前半
チホズスタジオ
産業カウンセラーの鎌田千穂です。
福岡市でオンラインや訪問を中心としています。
事業内容は産業カウンセリング及びコンサルティングサービスです。
チホズ文字分析による、人材分析及び提案も行っています。
共感が引き起こす思わぬ誤解
共感は人間関係を深める素晴らしい力。
ですが、時にはその共感が誤解を招くこともあります。
例えば、友人が失恋について話している時、心からの共感を示したつもりが、「自分も同じ経験をしたことがある」と言ってしまうことはありませんか?
その意図は良くても、相手にとっては「自分の感情を軽く見られている」と感じさせてしまうかもしれません。
共感疲労 – 他人の感情に飲み込まれる危険性
他人に共感することは素晴らしいこと。
ですが、相手の感情にあまりにも深く入り込みすぎると、自分自身が疲れてしまうことも。
職場で同僚の悩みをずっと聞き続けていると、知らず知らずのうちに自分もそのストレスを感じてしまうことがありませんか?
共感する力が強すぎると、自分のエネルギーを奪われてしまうこともあるのです。
過剰な共感が生む依存関係
共感を示すことで、相手が頼りにしてくれることは嬉しい。
ですが、時にはその共感が相手を依存させる原因となることがあります。
特に家族や友人が助けを求めてくる時、何度も共感を示してしまうと、相手があなたに依存してしまうことも多い。
気がつくいたときには、自立する力を失ってしまうことがあります。
共感が引き起こす無意識の差別
共感は誰にでも平等に示されるもの。
ですが、時には無意識のうちに特定の人にだけ共感を示してしまうことがあります。
例えば、同じ職場で親しい同僚にだけ共感を示し、他の人には冷たく接してしまうことはありませんか?
このような無意識の差別は、人間関係にひびを入れる原因となることがあります。
共感が仇となる瞬間 – 相手を甘やかす危険性
時には、相手の感情に寄り添いすぎることで、結果的に相手を甘やかしてしまうことがあります。
例えば、子供が失敗した時に「大丈夫、大したことないよ」と励ましすぎると、子供がその失敗から学ぶ機会を奪ってしまうかもしれません。
共感は大切ですが、時には適切な距離感を保つことも重要です。
まとめ: なんでも程々がいい
共感力は非常に強力なツールであり、人間関係を深めるのに役立ちます。
しかし、それを使いすぎたり、誤った方法で使ってしまうと、逆に相手や自分を傷つける結果にもなりかねません。
共感の力を正しく理解し、バランスを保つこと。
なんでも程々が良いということなのです。
もし、当てはまるなぁと思うことがあれば、良かったですね。
自分の対応力を見直す機会の到来です。
どうしたらよいのか、違った手法を取ってみましょう。
もし、悩んでしまったのでしたらお問い合わせくださいませ。
あなたにあったやり方を一緒に見つけましょう。