ありがとうの言葉を使う
チホズスタジオ
産業カウンセラーの鎌田千穂です。
福岡市でオンラインや訪問を中心としています。
事業内容は産業カウンセリング及びコンサルティングサービスです。
チホズ文字分析による、人材分析及び提案も行っています。
目次
共感と混同して自分の首をしめることを避ける
共感力って、一見シンプルに思えるけど、実は深いもの。
日常生活で大活躍するスキルだと知り、浅いところで実践しようとすると痛い目にあいます。
それは、共感力と混同してやったことのせいで、相手が依存したり、同調圧力を求めることがあるからです。
もしかしたら、このブログを読んでいる方の中に、「そんなつもりじゃなかったのに・・・。」と自分の首をしめた経験がある方もいるかも知れません。
今回は、その中でも、共感するときにやってはいけないことについて、特に多い5つのことについてお話しします。
共感力の真の姿を知ることで、あなたもより豊かな人間関係を築けるかも?
NG行動1. 感情的になること
「共感することは感情的にあわせて、自分も感情的になる」と考えている人が多いよう。
ですが、実はこれ、ちょっと違うんです。
共感力とは、相手の感情を理解する力とはいえ、それが必ずしも感情を自分のものとして引き受けることではありません。
冷静に相手の感情を受け止め、適切な対応をすることが本当の共感力です。
NG行動2. 相手の感情に合わせること
「共感力が高い人は、相手の感情に合わせて、自分を犠牲にする」というイメージもあります。
ですが、これは大きな誤解。
共感力が高い人は、相手の感情を尊重しつつも、自分の感情や意見をしっかり持っています。
相手に寄り添うことと、自分を犠牲にすることは別物です。
NG行動3.全ての人に同じように対応すること
共感力が高い人は「誰にでも同じように対応する」というのもNG行動。
共感力は相手の状況や背景に応じて、柔軟に対応することが求められているもの。
全員に同じ対応をするのではなく、個々の状況に応じた対応が必要です。
ただし、自分の考え方には一本筋を通しておくことが大事だと覚えていてください。
人によって、態度を変えて回答も変えることとは違うのです。
NG行動4. 共感するフリをする
「共感力」と聞くと、表面的な共感をするだけで済ませることがあると思いがち。
実は本当の共感力は、相手への深い理解と関心から成り立っています。
共感するフリは、のちのち自分がトラブルに巻き込まれることも多々。
心から相手の気持ちを理解し、尊重することに意識を向けましょう。
NG行動5. 自分の感情をコントロールする
「共感力がある人は、自分の感情を我慢し、コントロールしなきゃ」と考える人もいます。
実際には、その逆。
自分の感情を理解し、うまく管理することが大切です。
感情をコントロールするのではなく、感情と向き合いながら相手に寄り添う力が共感力です。
共感するときにやってはいけない5つのことのまとめ
本当の共感力は、心情や意見に寄り添い、他者の思考や感情を察する力。
そこで意識することは
- 自分と異なる意見に肯定的な考え方
- 会話をじっくりと傾聴する余裕
- 客観的に相手や物事に関心を持つ距離感
そんな、一本筋を通した対応こそ、人間関係の持続が見込まれていくのではないでしょうか。
その結果、より豊かな相互尊重を大切にした人間関係が築けていくのだと考えています。
また、人間関係が苦手だと思う方の中には、これまでの失敗談や苦しかったことや困ったと感じたことがある方も沢山います。
私に言えることは、その経験を糧に、共感力を高めることはできるはずだということ。
恐れることなく実践の場をドンドン増やしてくださいませ。
ご縁が切れた方は、それくらいの関係ですから追わなくてもいい。
ですが、近しい距離感を保てないと考える時は、産業カウンセリングを受けて自分を内省化することをオススメします。
そんな様々な経験を重ねていくことが、自分自身を育てていくことに繋がるのです。
次回の予告
次回は、共感力を実際に高めるための実践的な方法についてお話しします。
共感力を日常生活で活かすコツを書いてみます。
お楽しみに!