職場の人間関係:話し合いだけでは解決できない問題もある
チホズスタジオ
産業カウンセラーの鎌田千穂です。
福岡市でオンラインや訪問を中心としています。
事業内容は産業カウンセリング及びコンサルティングサービスです。
チホズ文字分析による、人材分析及び提案も行っています。
共感力は他者のやる気に大きく影響する
共感力が私たちの生活に与える影響は計り知れません。
単なる感情の共有にとどまらず、私たちの人間関係や仕事、さらには社会全体にも深い影響を及ぼします。
ここでは、共感力がもたらす影響と私たちの生活を変えるのかについてコラムにしました。
1. 人間関係の深まり
共感力を持つことで、私たちは他者とのつながりを深めることができます。
例えば、友達や家族が困難な状況に直面しているとき、共感を示すことで彼らの感情に寄り添い、より強い信頼関係を築くことができます。
大切なのは、相手の気持ちを理解をすること。
その人と同じ気持ちにできるだけ近づいていくことです。
そこから、より深い関係を築くことができるのです。
ですが、完全なる理解は誰一人として出来ません。
「そう感じたんですね。」という、一歩線を引いた寄り添う気持ちが必要なのです。
2. 職場の雰囲気改善
職場でも共感力の効果は絶大。
リーダーや同僚が共感力を持つと、職場の雰囲気が良くなり、チームの協力やコミュニケーションが円滑に。
共感的なリーダーシップは、一緒に働く人のやる気を高め、ストレスを軽減し、全体の生産性を向上させることができます。
共感的なリーダーシップとは
共感的リーダーシップと書くと、良く「私はリーダーではないので必要ないです。」と全力で拒絶される方がいます。
こういったことの多くは、リーダーシップについて「役割」や「ポジション」と誤解されています。
そこで、ここいらへんで軌道修正を。
リーダーシップは、役割があるないは必要ありません。
統率力や周囲を巻き込む力。
影響力があり引っ張っていく力のことを差します。
職場での陰口を発している方が周囲を巻き込む力があれば、仲間外しなども該当するのですよ。
そこに賛同して一緒に動く場合は共犯となります
上下関係は関係ありません。
部下から上司、同僚間でも該当します。
責任を持った行動をされてくださいね。
3. 社会的な調和の促進
共感力は社会全体にも影響を与えます。
他者の立場に立ち、理解しようとすることで、社会的な対立や誤解を減少させることができます。
共感をもとにした対話や協力は社会的な調和を促進。
より包括的で思いやりのある社会の形成に寄与できるのです。
4. 自分自身の成長
共感力は自分自身の成長にもつながります。
他者の感情や視点を理解することで、自分の価値観や考え方を見直すきっかけに。
自己理解が深まることで、より柔軟で開かれた考え方ができるようになり、自己成長に繋がります。
自己理解については、過去のブログをご参考くださいませ。
共感力は「やる気」を左右する力がありすぎることのまとめ
共感力は私たちの人間関係や職場環境、社会全体にポジティブな影響を与えます。
心を通わせることで、より良い関係を築き、社会をより調和の取れたものにすることができるのです。
共感力に対して行動することに人間性が切っても切り離せません。
人間力に必要な性や生き方があります。
知性とは、何を言うか考えて行動するもの。
何を言わないかを考え行動するものは品性。
何をやっても何かを言われるものは特性。
どうしてこうなったのかわからないのが人生。
人生は予測が不可能です。
不測の事態に陥ったときに、上手くやろうとして時間をかけるよりも、下手でも良いから素早く動くこと。
それが自分の再生。
真に成長するには、共感力という方法にばかりとらわれることなく、素早く動いて自分の再生に意識を向けて実践することだと私は考えています。
次回は、共感力を日常生活にどう活かすかについて、具体的な方法をご紹介します。
お楽しみに!