失って初めてわかる大切なものとその価値
チホズスタジオ
産業カウンセラーの鎌田千穂です。
福岡市でオンラインや訪問を中心としています。
事業内容は産業カウンセリング及びコンサルティングサービスです。
チホズ文字分析による、人材分析及び提案も行っています。
目次
共感力を育てていくにはどうしたらいい
共感力を育てるにはトレーニングが必要。
プロセスは、まるでトレーニングジムで新しいスキルを磨くようなもの。
ここでは、自分の共感力をアップさせるためのステップを紹介します。
1. 自分を知ることをはじめる
まずは、自分自身を深く理解することから始めましょう。
これには、自己分析や内面的な探求が必要。
自分の感情や反応を観察することで、他人の感情にも敏感になれるようになります。
自分の心の中を探索し、自分がどう感じるかを把握すること。
そこからが共感する基礎つくりの始まりになります。
2. 他人の「エクスペリエンス・シフト」に注目
「エクスペリエンス・シフト」とは、他人がどのように状況を感じ取り、変化しているかに注目。
そして、相手がどのような経験をしているのか、どのようにその経験が感情に影響を与えているのかを理解すること。
例えば、友人が嬉しい時や悲しい時に、どのように表現するかに注意を払うのです。
3. 積極的に「フィードバック」を受け入れよう
「フィードバック」とは、他人からの意見や反応を指します。
他人からの意見を素直に受け入れること。
自分の共感力をさらに高めることができます。
例えば、同僚や友人からの意見を聞き、それに基づいて自分の行動や考え方を見直すことなどが当てはまります。
そのことから、より深い共感を育むことができます。
4. 感情の「ブリッジ」をかける
感情の「ブリッジ」とは、相手の感情に自分の感情をつなげること。
相手が感じていることに対して、自分も同じように感じる。
そのことで、相手との感情的なつながりを深めることができます。
例えば、相手が困っているときに、自分もその感情に寄り添うこと。
そこから連帯感や共感が生まれます。
ただ、感情に寄り添ったらいけない場合もあります。
特に、不満や愚痴は感情に寄り添うと大変なことになる場合も。
5. 「エンパシーエクササイズ」を楽しむ
「エンパシーエクササイズ」とは、共感力を高めるための練習です。
具体的には、役割を交換してみる、相手の立場で考える、感情を表現する練習などがあります。
こうしたエクササイズを日々取り入れ楽しむこと。
そういった反応を手応えとした経験の積み重ねから共感力が自然と育まれます。
共感力を育てていくことのまとめ
共感とは相手がいることが大前提です。
相手の反応は相手からしか得られません。
いくら頭で考えていてシュミレーションしたとしても妄想からは出ていませんよ。
全ては行動あるのみ。
日常の中で、ステップを実践すること。
そのことで相手の反応を経験することで確実に共感力が高まるものです。
人間関係について苦悩することがあればなおさら経験を増やしていきましょう。
次回のブログでは、共感力がもたらす影響について書いていきます。
お楽しみに!